試合の概要
エヴァートンとアーセナル。一度もプレミアリーグから降格を経験したことのない名門同士が、グディソン・パークで激突する。
エヴァートン(順位:15位 勝点15 | 4勝3分け7敗 | 17得点24失点)
かつてリヴァプールに栄光をもたらしたラファエル・ベニテス監督が就任し、開幕4試合で3勝1分けと好スタートを切っていたエヴァートン。しかし好調は長続きせず、現在8試合も勝利から遠ざかっている(2分け6敗)。
ピッチ内外で批判を浴びる名門だが、アーセナル戦でも引き続きドミニック・カルヴァート=ルーウィンは欠場見込み。その他主力選手のコンディションに問題はなさそうだが、エース不在の中で厳しい戦いを強いられそうだ。
1954年の昇格以来、一度も2部リーグに降格していないエヴァートン。しかし、このまま浮上のきっかけを掴めずに過密日程の12月を終えてしまえば、一気に降格圏転落の危険性すらある。非常に重要な1カ月だ。前節のダービー完敗を払拭し、クラブ史上最も敗れた相手(70敗)であるアーセナル相手になにか変化の兆しを示したい。
注目選手:デマライ・グレイ
絶不調のチームの中で1人気を吐くイングランド人ウインガー。前節リヴァプール戦でも維持のゴールを決めるなど、今季は4ゴール。ドリブルのキレやスピードは評価されていたが、欠けていたフィニッシュフェーズの精度も向上してきている。冨安健洋とのマッチアップが予想されているが、このデュエルは大きく勝敗を分けそうだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:ピックフォード
DF:コールマン、ミナ、キーン、ディーニュ
MF:ドゥクレ、アラン、デルフ
FW:タウンゼン、リシャーリソン、グレイ
アーセナル(順位:5位 勝点23 | 7勝2分け5敗 | 17得点20失点)
前節マンチェスター・ユナイテッドとの接戦を2-3で落とし、悔しい敗戦となったアーセナル。ここまで5位と健闘しているが、同節で4位ウェストハムがチェルシーを下したため、暫定で勝ち点差は「4」。上位と離されないため、さらに追ってくるチームとの差を維持するため、是が非でも勝利を取り戻したい一戦となる。
エヴァートン戦では、復帰に前進しているグラニト・ジャカも引き続き欠場。また、チームを力強く牽引するエミール・スミス=ロウは違和感を抱えており、直前にチェックを行うことになるようだ。その一方で、負傷の影響が心配されたブカヨ・サカや、浮上の立役者となっている守備陣も問題なし。大幅にメンバーを変えることなく敵地に乗り込むことができそうだ。
現地メディアやOBからも指摘されるように、GKアーロン・ラムズデールと4バックの安定によってチームとしての完成度が高まったアーセナル。しかし、課題のフィニッシュフェーズは早急に改善が必要だ。特に主将ピエール=エメリク・オーバメヤンは直近2試合とも押し込むだけの場面を決めきれておらず、過密日程の中で混迷に陥る前に自信を取り戻したい。敵陣ボックス付近まで運ぶ形は作れているだけに、あとはどうゴールをこじ開けるか。ミケル・アルテタ監督の采配に注目だ。
注目選手:冨安健洋
マンチェスター・U戦でもジェイドン・サンチョとのデュエルで主導権を握るなど、改めてその力を証明した冨安。セリエAよりもフィジカル的で、厳しいデュエルが続くプレミアリーグでも全く問題なく、むしろ上回る試合が多いほどだ。この試合でもグレイとのマッチアップで優位に立てるだろうか。そして、攻撃面でのアクセントにも期待したい。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:ラムズデール
DF:冨安、ホワイト、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、サンビ・ロコンガ、サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:オーバメヤン
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:林陵平 実況:安井成行
- キックオフ:2021年12月7日(火)日本時間5:00
- 会場:グディソン・パーク
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