ラ・リーガ第16節が現地時間12月3日～12月6日に行われた。
第16節の総評
アトレティコ・マドリード対マジョルカ
アトレティコと、久保建英がベンチスタートとなったマジョルカの対戦。序盤はアトレティコがペースを握るも、ハーフタイムにかけてはマジョルカが反撃。アブドン・プラッツやイ・ガンインらが際どいシュートに持ち込むなど、王者を脅かす。試合は0-0のまま折り返す。
迎えた後半、アトレティコは66分にマテウス・クーニャがクロスに合わせて先制点を記録。マジョルカは74分から途中出場した久保建英がミドルレンジから狙うなど積極性を見せると、80分にはFKからフランコ・ルッソがヘディングシュートを流し込んで追いつく。
すると、1-1で迎えた終盤に久保が魅せる。アディショナルタイム1分、スルーパスで最終ライン裏に抜け出した久保がそのまま独走し、GKヤン・オブラクとの一対一を股抜きで制す。今季リーグ初ゴールを挙げた久保の劇的弾により、マジョルカは金星を獲得することに成功している。
バルセロナ対ベティス
チャビ体制でいまだ負けなしのバルセロナが、勝ち点27と今季好調のベティスをホームに迎えた。ボール保持こそ高めるもなかなか効率的にチャンスをつくれないバルセロナ。36分にはガビが脳震盪を起こしてピッチを去ることになる。
0-0で迎えた後半もベティスが好勝負を演じる。バルセロナは途中出場のウスマン・デンベレが積極的な仕掛けから続々とシュートに持ち込んで存在感を発揮。しかし、そのまま終盤を迎えると、前がかりになったバルサをベティスが襲う。右サイドを抜け出したセルヒオ・カナレスがDFを引き付けて正面のクリスティアン・テージョへ。最後は正面でパスを受けたフアンミが決めた。その後、相手の反撃を凌いだベティスが勝ち点3を奪取。バルサはチャビ体制での初黒星となった。
ソシエダ対レアル・マドリード
ソシエダと敵地で対戦したレアル・マドリードは、17分にカリム・ベンゼマが負傷の影響でルカ・ヨヴィッチとの交代を強いられるアクシデント。ロドリゴらがゴールに迫る場面もあったが決めきれず、0-0のまま試合を折り返す。
それでも、後半開始直後にはヨヴィッチとのワンツーで正面に侵入したヴィニシウス・ジュニオールが今季10ゴール目を挙げて先制。さらに57分にはCKからカゼミーロが頭に当ててゴール前に流れたボールをヨヴィッチが押し込んで追加点を得る。そのまま2-0で相手をシャットアウトしたレアル・マドリードが首位を快走する勝ち点3を手にした。
第16節の結果
グラナダ 2-1 アラベス
【得点者】グ：プエルタス（14分）、アリアス（86分） ア：オウンゴール（81分）
セビ－ジャ 1-0 ビジャレアル
【得点者】オカンポス（16分）
バルセロナ 0-1 ベティス
【得点者】フアンミ（79分）
アトレティコ・マドリード 1-2 マジョルカ
【得点者】ア：クーニャ（68分） マ：ルッソ（80分）、久保建英（90+1分）
レアル・ソシエダ 0-2 レアル・マドリード
【得点者】ヴィニシウス・ジュニオール（47分）、ヨヴィッチ（57分）
ラージョ・バジェカーノ 1-0 エスパニョール
【得点者】オウンゴール（54分）
エルチェ 3-1 カディス
【得点者】エ：フィデル（13分／PK）、T.モレンテ（75分）、ホサン（90+3分） カ：A.フェルナンデス（90+1分）
レバンテ 0-0 オサスナ
【得点者】なし
セルタ・デ・ヴィーゴ 1-2 バレンシア
【得点者】セ：アスパス（11分） バ：H.ドゥーロ（19分）、M.ゴメス（53分）
ヘタフェ 0-0 アトレティック・クルブ
【得点者】なし
第17節の日程・対戦カード
| 日時 （日本時間） | 対戦カード |
|---|---|
| 12月11日（土） 5:00 | マジョルカ vs セルタ・デ・ヴィーゴ |
| 12月11日（土） 22:00 | エスパニョール vs レバンテ |
| 12月12日（日） 0:15 | アラベス vs ヘタフェ |
| 12月12日（日） 2:30 | バレンシア vs エルチェ |
| 12月12日（日） 5:00 | アトレティック・クルブ vs セビージャ |
| 12月12日（日） 22:00 | ビジャレアル vs ラージョ・バジェカーノ |
| 12月13日（月） 0:15 | オサスナ vs バルセロナ |
| 12月13日（月） 2:30 | ベティス vs レアル・ソシエダ |
| 12月13日（月） 5:00 | レアル・マドリード vs アトレティコ・マドリード |
| 12月14日（火） 5:00 | カディス vs グラナダ |
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