■試合の概要
ファーストレグから5か月以上が経過して迎えるマンチェスター・シティとレアル・マドリードによるビッグマッチ。当時とは状況が全く変わっているが、セカンドレグはどのようなものになるのだろうか。
マンチェスター・シティ(2位 勝ち点81 | 26勝3分9敗 | 102得点35失点)
圧倒的優位な状況にあるのがマンチェスター・シティ。ファーストレグでは敵地サンティアゴ・ベルナベウで2-1と先勝を収め、アウェーゴール2つのアドバンテージを持っている。
プレミアリーグ3連覇こそ逃したが、再開後も安定した戦いぶりを披露。リーグ戦10試合で8勝を収めた。また、シーズンも終盤に差し掛かり、フィル・フォーデンやエリック・ガルシアといった若手も戦力として計算できるようになってきたのは強みだ。
また、マンチェスター・シティの選手として最後の大会に挑むダビド・シルバにも注目。再開からのリーグ戦10試合では、3ゴール3アシストを記録していただけに、文字通り“ラストダンス”での輝きに期待したい。
注目選手:ケヴィン・デ・ブライネ
数多くのスター選手を抱えるシティだが、その中でもデ・ブライネはチームにとって欠かすことのできない存在だ。ファーストレグでは1ゴール1アシストで勝利に大きく貢献。ベスト8を決めるセカンドレグにおいても重要な役割を担う。
両足から放たれる正確かつ鋭いパスは、まさに一撃必殺。相手の守備陣が整っているように見えても、小さな綻びからゴールを生み出す。ラ・リーガでは堅守が際立ったマドリード相手にデ・ブライネはどのようなパフォーマンスを見せるのか、注目が集まる。
予想スタメン(4-2-3-1)
- GK:エデルソン
- DF:ウォーカー、フェルナンジーニョ、ラポルト、ジンチェンコ
- MF:ロドリ、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、デ・ブライネ、スターリング
- FW:ガブリエウ・ジェズス
レアル・マドリード(優勝 勝ち点87 | 26勝9分3敗 | 70得点25失点)
ホームでの初戦に敗れたレアル・マドリード。主将セルヒオ・ラモスも退場となり、セカンドレグは出場停止となっているが、何も悪いことばかりではない。
ラ・リーガでは再開後、10連勝で見事3季ぶりに優勝。連勝中の10試合でわずか4失点と、特に守備で驚異的な集中力を見せた。2年目で本領を発揮するティボー・クルトワの存在は頼もしく、そうそう簡単にはゴールを許さないだろう。
加えて、コロナ禍により、敵地でのセカンドレグは無観客試合に。カゼミーロも「わずかだが、僕らにとって有利に働く」とコメントしており、小さなアドバンテージを活かしたい。
注目選手:エデン・アザール
レアル・マドリード加入1年目は、リーグ戦16試合出場で1ゴール6アシスト。大きな期待をかけられて加わっただけに、失意の一年に終わったと言っていい。アザール自身もインタビューの中で「キャリア最悪のシーズンだった」と認めている。
だが、2019-20シーズン全体を振り返るのはまだ早い。チャンピオンズリーグで結果を残せば、話は別だ。昨シーズンまでプレミアリーグでプレーしていたアザールにとってシティはビッグクラブだが、勝手知ったる相手。逆転での突破へと導き、自身の実力を再証明してほしいところだ。
予想スタメン(4-3-3)
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年8月8日(土)日本時間04:00
- 解説:戸田和幸 実況:桑原学
- 会場:エティハド・スタジアム
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