試合の概要
過密日程が続くプレミアリーグ。第16節では、チェルシーがリーズと本拠地スタンフォード・ブリッジで対戦する。
チェルシー(順位:3位 勝点33 | 10勝4分け1敗 | 35得点9失点)
開幕から複数失点が一度もなく、首位を快走していたチェルシー。しかし前節、ウェストハム相手に3失点。2-3で敗れ、3位にまで後退した。続くチャンピオンズリーグ・ゼニト戦でも後半アディショナルタイムに失点し、3-3のドロー。2試合で6失点を喫するなど、守備にほころびが見え始めている。
原因はやはり負傷者の多さだろう。エンゴロ・カンテとマテオ・コヴァチッチは未だ負傷離脱が続いており、ベン・チルウェルはシーズン絶望。今季ブレイクしたトレヴォ・チャロバーも欠場の可能性が伝えられており、トーマス・トゥヘル監督は選手選考に頭を悩ませそうだ。
それでも、前述のゼニト戦でティモ・ヴェルナーとケガから復帰したロメル・ルカクがゴールを決めたことはポジティブな要素だ。激しいプレスで局所的なデュエルを積極的にしかけてくるリーズとの対戦では、スペースが空きやすいだけに2人のアタッカーが生きる展開が予想される。激しい優勝争いが続く中、負傷者の多いこの期間を乗り切りたい。
注目選手:ロメル・ルカク
クラブ史上最高額と言われる移籍金でチェルシーに復帰したルカク。最初の3試合で3ゴールと快調なスタートを切ったが、負傷離脱もあってコンディションを落とし、復帰後も3試合はベンチスタートが続いていた。それでも、先発したゼニト戦でゴールを取り戻している。個々のデュエルの勝敗が結果に直結するリーズ戦では、脅威的なフィジカルとスピードを誇る彼の力が必要になるだろう。
予想スタメン(3-4-3)
GK:メンディ
DF:アスピリクエタ、チアゴ・シウバ、リュディガー
MF:ジェームズ、ロフタス=チーク、ジョルジーニョ、アロンソ
FW:マウント、ルカク、ヴェルナー
リーズ(順位:15位 勝点16 | 3勝7分け5敗 | 15得点22失点)
昨季昇格1年目で大きな爪痕を残したリーズ。しかし今季は苦戦が続いており、勝ちきれない試合も多く15位と低迷。残留争いに巻き込まれている状況だ。それでも前節ブレントフォード戦では、ラストプレーでエースのパトリック・バンフォードが劇的な同点弾。この勢いを過密日程の12月に持ち込みたい。
しかし、チームの中心だったカルヴァン・フィリップスが前節に負傷交代。2カ月の離脱とも報じられている。中盤底でチームを司っていた他、今季はセンターバックでも起用されるなど、絶対的な主力の離脱は大きな影響を及ぼすことになりそうだ。
とはいえ、マルセロ・ビエルサ監督の下でやることが大幅に変わることはない。チェルシー相手でも臆することなく、局所での激しいデュエルとハードワーク、諦めない姿勢で走り続けることは間違いなさそうだ。得点力に課題が残る中、チェルシーの堅守を破れるのだろうか。
注目選手:ダニエル・ジェイムズ
マンチェスター・ユナイテッドを放出され、今季からリーズでプレーするジェイムズ。これまで14試合の出場で1ゴール1アシストと結果を残しているとは言い難いものの、その抜群のスピードと献身性は大きな武器に。すでにリーズに欠かせない存在となった。チェルシー戦では守備に追われる時間が続きそうだが、カウンターの場面で持ち味を生かしたい。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:メリエ
DF:エイリング、クーパー、D.ジョレンテ、フィルポ
MF:フォーショー、クリヒ、ハフィーニャ、T.ロバーツ、D.ジェイムズ
FW:バンフォード
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:川勝良一 実況:安井成行
- キックオフ:2021年12月12日(日)日本時間0:00
- 会場:スタンフォード・ブリッジ
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