試合の概要
24試合消化時点で12位につけるリーズと13位のサウサンプトン。欧州カップ戦出場権獲得の可能性を消さないためにも、勝利が欲しい直接対決を迎える。
リーズ(12位 勝点32 | 10勝2分12敗 | 40得点43失点)
激しいマンツーマン・ディフェンスに人数をかける迫力のある攻撃、繰り返すランニングと諦めない姿勢で、今季のプレミアリーグで注目を集めるリーズ。昇格組ながらここまで12位と健闘は見せているが、直近4試合で3敗とやや調子を落としている。
前節ディエゴ・ジョレンテがベンチに復帰したが、引き続きカルヴィン・フィリップスは欠場見込み。司令塔を欠く中で一戦を迎えることになりそうだ。また、ロドリゴら主力選手もケガで間に合わないことが予想されている。
“鬼才”マルセロ・ビエルサの下で躍動する選手には誰もが魅了されるだろうし、称賛すべきもの。しかし、ハイリスクハイリターンな戦い方は「どんな相手でも勝つ可能性」がある一方で、「どんな相手にも負ける可能性」がある。恐らくサウサンプトン戦でもやることは変わらないだろう。戦術上、一対一のデュエルが多くなることは予想されるが、選手たちが局面局面で上回ることが重要だ。
注目選手:ラフィーニャ
今季リーズに加入し、1月後半からの6試合では2ゴール3アシストと絶好調のブラジル出身ウインガー。切れ味鋭いドリブルと仕掛け、強烈なミドルシュートは、リーズ最大の武器になりつつある。選手が大きく動くサウサンプトン相手には、多くのスペースを得られる可能性が高い。ボールを持った24歳のプレーには注目だ。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:メリエ
DF:エイリング、ジョレンテ、クーパー、アリオスキ
MF:ストライク、シャックルトン、ラフィーニャ、クリヒ、ハリソン
FW:バンフォード
サウサンプトン(13位 勝点30 | 8勝6分10敗 | 31得点40失点)
序盤戦に一時首位に立ちながらも、大失速でみるみる順位を下げているサウサンプトン。前節チェルシー戦(1-1)でようやく連敗を「6」で止めたとはいえ、未だ危機的な状況であることには変わりない。2月を勝利なしで終えることになれば、このまま引きずってしまう可能性も考えられる。嫌な流れを断ち切るためにも、とにかく3ポイントが必要だ。
リーズ戦では、引き続きセオ・ウォルコットやカイル・ウォーカー=ピータースが欠場見込み。前節に引き続き、攻撃時3バック・守備時4バックの可変システムを採用する可能性が高そうだ。
連敗中も、コンパクトで迫力のあるプレスやポジションチェンジを多用する攻撃で、いくつか見せ場は作って来た。しかし、支配する時間は長続きせず、失速した時間帯にゴールを奪われる試合ばかり。90分間通した試合マネジメントが求められている。そんな中で迎える今回の対戦相手リーズは、試合開始から終了まで一貫して自分たちの哲学に通りに走り続け、決してあきらめないチームだ。彼らをコントロールするのは至難の業で、苦しい時間は訪れることが予想される。そんな中で全選手で耐えきれるのか、注目だ。
注目選手:南野拓実
デビュー戦で豪快なゴールを奪ったかと思えば、3試合目では強豪チェルシー相手に驚くほど冷静で巧みなフィニッシュを決めて見せた。トゥヘル・チェルシー相手の初ゴールに、アーセン・ヴェンゲル氏も「素晴らしいゴールだった」と賛辞を送るなど、称賛が相次いだ。もちろん移籍後3試合2ゴールは見事な結果。しかし試合を通じてみれば、何度もエンゴロ・カンテらに潰される場面も目立っていた。コンディションは良いだけに、チームが苦しい時間にも存在感を発揮したいところだ。
予想スタメン(4-4-2)
GK:マッカーシー
DF:ベドナレク、ヴェステゴーア、サリス、バートランド
MF:ジェネポ、ウォード=プラウズ、ロメウ、南野
FW:イングス、レドモンド
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年2月24日(水)日本時間3:00
- 解説:松原良香 実況:永田実
- 会場:エランド・ロード
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