試合の概要
プレミアリーグ第18節、勝ち点34で4位に位置するリヴァプールと、勝ち点16で17位のバーンリーが現地時間21日にアンフィールドで相まみえる。
リヴァプール（4位 勝点34 ｜ 9勝7分け2敗 ｜ 37得点21失点）
今季に初のプレミアリーグ連覇を狙う王者リヴァプールは前節、マンチェスター・ユナイテッドとの首位攻防戦をアンフィールドで迎えた。
序盤から自陣に引いてカウンターを狙う相手を押し込んだチームだが、GKダビド・デ・ヘアの好守もあってスコアレスで試合を折り返すと、後半には逆に速攻から決定機をつくられる場面も。マン・オブ・ザ・マッチに選出されたGKアリソンのビッグセーブにも助けられた中、ゴールを挙げることはできず、0-0で勝ち点を分け合った。
マン・U戦でのドローにより、これでリーグ戦では4試合未勝利という状況に。長期離脱中のフィルジル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスに加えて、負傷のディオゴ・ジョタとナビ・ケイタも引き続き起用できない苦しい状況の中、練習復帰したばかりのジョエル・マティップの出場可否も「わからない」（ユルゲン・クロップ監督）と不透明だ。
仮にマティップが復帰できなければ、ファビーニョの相棒となるセンターバックにはマン・U戦に引き続きジョーダン・ヘンダーソンが入るか、リース・ウィリアムズかナサニエル・フィリップスのいずれかの若手が先発する見込みだ。ロベルト・フィルミーノのパフォーマンス低下も現地で指摘される中、リーグ戦では4戦出場機会がない南野拓実も出番が訪れれば確実に結果を残したい。
注目選手：チアゴ・アルカンタラ
膝の負傷によってシーズン序盤のほとんどを棒に振った新加入のチアゴだが、昨年末に復帰を果たすと、負傷明け4戦目となる前節のマン・U戦でハイパフォーマンスを披露。持ち前のテクニックを遺憾なく発揮し、独力でゴールに迫る場面も演出した。加入後まだ実戦が6試合ということもあって周囲との連係には向上の余地があるが、直近リーグ3戦無得点とゴール欠乏症に陥っているチームに刺激を与えるようなプレーが引き続き求められる。
予想スタメン（4-3-3）
- GK：アリソン
- DF：A＝アーノルド、R・ウィリアムズ、ファビーニョ、ロバートソン
- MF：ヘンダーソン、ワイナルドゥム、チアゴ・アルカンタラ
- FW：サラー、フィルミーノ、マネ
バーンリー（17位 勝点16 ｜ 4勝4分け9敗 ｜ 9得点22失点）
一方のバーンリーは前節、ウェストハムとアウェーで対戦した。9分にクロス攻撃からマイケル・アントニオにネットを揺らされたチームは、その後にボール保持率を高めて能動的に仕掛けていったが、アタッキングサードでの精度と質を欠いてなかなか決定機を創出できず。枠内シュート2本にとどまり、前々節のマン・U戦に続いて2試合連続0-1で敗れた。
ここまでのチームの失点数「22」は、暫定首位のレスターやリヴァプールの「21」と差がないように、上々と言える守備成績。一方で、得点数はリーグ最低の「9」という厳しい状況だ。今回はリヴァプールにとってリーグ68試合無敗のアンフィールドが戦いの舞台ということもあり、バーンリーとしてはロースコアでの勝ち点1奪取が現実的な目標となる。
日程面では中3日の相手に対して中4日と有利な状況。イングランド代表で正守護神を争うGKニック・ポープが好パフォーマンスを見せることはもちろん、フィールドプレーヤー全員が運動量で相手を上回り、献身的な守備を継続することが勝ち点獲得のための条件となりそうだ。
注目選手：ジェイムズ・タルコフスキ
イングランド代表招集歴もある28歳のセンターバックは今季ここまでのプレミアリーグにおいて、クリア数（71）とヘディングでのクリア数（40）、ブロック数（14）のいずれもリーグTOP10に入るスタッツを残している。低いライン設定でのベン・ミーとのコンビは強固で、ここでも好パフォーマンスを見せてリヴァプール攻撃陣を完封したい。
予想スタメン（4-4-2）
- GK：ポープ
- DF：ロートン、タルコフスキ、ミー、ピーテルス
- MF：ブレイディー、ウェストウッド、ブラウンヒル、マクニール
- FW：バーンズ、ウッド
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年1月22日（金）日本時間5:00
- 解説：柱谷幸一 実況：永田実
- 会場：アンフィールド
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