試合の概要
2021年に突入し、シーズン折り返し地点に突入しつつあるラ・リーガ。そんな中、10日にはグラナダとバルセロナが激突する。
グラナダ(7位 勝点24 | 7勝3分6敗 | 19得点25失点)
昨季は昇格初年度ながら7位と躍進、初のヨーロッパリーグ出場権を獲得したグラナダ。今季は11月に苦戦を強いられたもののここまで7位につけており、欧州カップ戦出場権を争う健闘ぶりを見せている。
ディエゴ・マルティネス体制3シーズン目、ポゼッション率はワースト4位(44.6%)ながら高い機能性を誇るプレスやスピード感ある攻撃は成熟しており、指揮官の目指すスタイルは浸透。苦しい試合でもポイントを粘り強く拾ってきた。だが、失点「25」はリーグワースト2位。2季連続上位進出を狙うには、守備面での改善は急務だろう。
バルセロナ戦では数名が欠場するものの、ヤンヘル・エレーラら主力組は起用可能。ボールを握られる時間が長くなることが予想されるが、グラナダとして“慣れた展開”になるだろう。規律の取れた守備から効果性の高い攻撃を仕掛けたい。そしてルイス・スアレスやロベルト・ソルダートら、ややゴール数の物足りないアタッカー陣の奮起に期待だ。
注目選手:ロベルト・ソルダート
35歳となった大ベテランストライカー。今季は新型コロナウイルス感染によって欠場を強いられた試合もあったが、レギュラーの座を渡さず。35歳となって円熟味を増し、いぶし銀のプレーでチームを支えている。今季は3ゴールと得点数は物足りない中、レアル・マドリーのカンテラ育ちのFWは、宿敵との大一番へ燃えているはずだ。
予想スタメン(4-4-2)
GK:シルバ
DF:フルキエ、バジェホ、サンチェス、ネヴァ
MF:ケネディ、エレーラ、ゴナロン、プエルタス
FW:スアレス、ソルダード
バルセロナ(3位 勝点31 | 9勝4分4敗 | 33得点17失点)
直近7試合は負けなし(5勝2分け)とようやく調子を上げ、消化試合数は2試合多いながらも首位アトレティコ・マドリードと7ポイント差の3位まで浮上したバルセロナ。シーズン折り返し地点で迎えるグラナダ戦は、逆転優勝のためにはポイントを落とせない一戦となる。
しかし、現在バルセロナでは長期離脱者が続出。アンス・ファティやジェラール・ピケを始め、先日手術を受けたフィリペ・コウチーニョも3カ月の長期離脱に。またグラナダ戦はクレメント・ラングレが出場停止。センターバックはロナルド・アラウホ(21歳)とオスカル・ミンゲサ(21歳)の若手コンビの起用が予想されるが、ロナルド・クーマン監督は選手選考に頭を悩ませそうだ。
それでも、大エースのリオネル・メッシを始め、ラ・リーガ最多得点を奪う攻撃陣は好調だ。グラナダ戦はファイナルサードを攻略し、得点を重ねたい。また質の高いボール保持で相手のカウンターの機会を減らすことも重要になりそうだ。
注目選手:ペドリ
今季加入した18歳の“神童”。クラブのレジェンド、アンドレス・イニエスタと比較されるスペイン屈指の至宝は、前節アスレティック・ビルバオ戦で1ゴール1アシストの目覚ましい活躍を見せた。現時点で、メッシと最も分かり合えているアタッカーだろう。グラナダ戦でもエースと最高の連携を築き、得点に絡みたい。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:テア・シュテーゲン
DF:デスト、アラウホ、ミンゲサ、アルバ
MF:デ・ヨング、ブスケツ、グリーズマン、ペドリ、デンベレ
FW:メッシ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年1月10日(日)日本時間2:30
- 解説:中山淳 実況:西岡明彦
- 会場:ヌエボ・ロス・カルメネス
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