今月、幕を切ったUEFAネーションズリーグでイタリア代表デビューを飾り、18歳222日で迎えた現地時間14日のドイツ戦では、アッズーリ史上最年少得点記録を更新し、歴史を刻んだニョント。そんなロベルト・マンチーニ率いる新生イタリアの若手有望株が、ミラノの地元メディア『Telelombardia』のテレビ番組に出演した際、古巣インテルについて語った。
コートジボワール出身の両親を持ち、イタリア北部に生まれたニョント。インテルの下部組織出身ではあるが、2020年夏にミラノを離れ、チューリッヒへ移籍した。すると新天地で成長を遂げ、ブレイクを果たした若きイタリア代表FWは、心の中にインテル愛を抱きつつも、古巣を離れたことが正しい決断だったと考えている。
「もしインテルに残っていたとしたら、代表にたどり着くことはできなかったかもしれない。インテルにいた時、まるで自分の家にいるようで居心地は良かった。だがあの時、僕と家族は、チームを退団することがキャリアにおいて最善の選択であると考えたんだ」
「移籍直後は難しかった。スイスという異国で異なる言語を使用し、新たなチームに溶け込まなければならなかったからね。インテル復帰? みんなも知っているように、僕はインテリスタだし、人生において何が起きるか分からない。だがいまは自分のキャリアのことを考えて、正しい選択をしなければならない。もしかしたら、いつの日か復帰が実現するかもしれないが、現在はあまり考えていない」
また2003年生まれの元インテルFWは、ドイツ戦の代表初ゴールの瞬間について「強く感動したが、まだ実感がわいていない」と振り返りつつ、マンチーニに対し、若手の積極的な起用を期待した。
「代表は僕ら若手を主体にするべきだと思う。クオリティのある若手選手が多く、のし上がろうとする意欲もある。代表は再出発の時期にあるが、自分たちのクオリティを最大限に発揮していきたい。ベテラン選手もいるので、僕らをサポートしてくれるだろう」
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