地元川崎のフロンターレU-15のセレクションに落選したことで横浜FCのジュニアユースに入団したFW斉藤光毅は、そこからメキメキと力を付けていった。ユースに昇格後は成長速度をさらに加速させ、2018シーズンに高校2年生で2種登録されると、明治安田生命J2リーグ第24節FC岐阜戦で途中出場。16歳11か月11日というクラブ史上最速のデビュー記録を作った。さらに夏場にはプロ契約を締結。現役最年長選手であるFW三浦知良との35歳差2トップは大きな話題を集めた。
プロ選手として開幕を迎えた2019シーズンは、第7節愛媛FC戦でプロ初ゴールを決めるなど、年間を通して6ゴールを記録。レギュラー定着とまではいかなかったが、攻撃の切り札としてJ1昇格に貢献した。
2017年のU-17ワールドカップ（W杯）や2019年のU-20W杯に飛び級で選出されるなど、年代別代表としてのキャリアも豊富。年代的には2024年のパリ・オリンピック（五輪）の世代に当たるが、来年に控える東京五輪の舞台に立っていてもおかしくない逸材だ。
2020シーズンはJ1の舞台で躍動。3得点とゴール数こそ伸びなかったが、32試合に出場してチームの躍進に一役買った。そして、シーズンオフにはベルギー2部リーグのロンメルSKに移籍。今季、新天地でどんなプレーを見せてくれるのだろうか。
プレースタイル
ボールを持てばとにかくドリブルで仕掛けゴールへと迫っていく。小柄ながら重心が低く、相手の懐に入り込むようなドリブルは力強く十分に世界の舞台でも通用する。
ただ、それだけでなくプロの世界でもまれたことで判断の質も向上。ドリブルとパスの使い分けがうまくなり、自分のパワーの出しどころを覚えた。また、メンタルはタフで勝ち気と面白いものを持っている。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
斉藤光毅／Koki SAITO
2001年8月10日生まれ 170cm・61kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2018 | 横浜FC | 2試合・0得点 |
| 2019 | 横浜FC | 29試合・6得点 |
| 2020 | 横浜FC | 32試合・3得点 |
※成績は国内リーグ（2020年12月26日現在）
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