レアル・マドリードに所属するウェールズ代表FWギャレス・ベイルが負傷した。
今季のベイルは9月上旬にウェールズ代表で負傷したために、レアル・マドリードでは8月28日以降プレーしておらず13試合を欠場(ラ・リーガ9試合、チャンピオンズリーグ4試合)。それにもかかわらず今月のインターナショナルウィークでウェールズ代表に招集されると、13日のワールドカップ(W杯)欧州予選ベラルーシ戦で先発出場して復帰を果たしていた。
レアル・マドリードで一切プレーしないままウェールズ代表の試合に出場したことには、スペイン国内で所属クラブを愚弄しているとの批判も飛んだが、そうした意見が強まりそうな出来事が起こってしまった。ベイルはふくらはぎの負傷で16日のW杯欧州予選ベルギー戦を欠場することに。これからレアル・マドリードに戻って、さらなる検査を受けることになった。
レアル・マドリードは21日にラ・リーガ第14節、敵地ロス・カルメネスでのグラナダ戦に臨むが、ベイルの欠場はほぼ決定。今回の離脱期間がいつまでになるかは検査の結果次第だが、ここ最近のベイルは負傷内容を秘匿する方針を貫いており、おそらくクラブ側からメディカルレポートが出されることはないだろう。
なおスペイン『マルカ』が「ベイルはレアル・マドリードをからかっている」とのコラムを掲載するなど、今季限りで契約が切れるレアル・マドリードに貢献する意思が一向にうかがえないウェールズ代表MFについて、スペイン国内では憤りと失望が混ざり合ったような見解が出始めている。