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【注目選手】次代を切り開くボランチ、田中碧 | デュッセルドルフ | 2.ブンデスリーガ

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【注目選手】次代を切り開くボランチ、田中碧 | デュッセルドルフ | 2.ブンデスリーガDAZN
【欧州・海外サッカー注目選手】川崎フロンターレで徐々に頭角を現し、2021年の東京五輪でも日本代表の中心として躍動。さらなる成長を求めてドイツへと渡ったMF田中碧の経歴やプレースタイル、そして動画でプレー&ゴール集を紹介する。

小学校3年生から川崎フロンターレの下部組織で育ったMF田中碧がトップチームに入団したのは2017年のこと。ユース時代に10番を背負った田中は、プロの舞台に上がりMF大島僚太やMFエドゥアルド・ネットらとの熾烈なポジション争いに挑んだ。ただ、シーズン序盤に負った怪我の影響もあって出場試合はゼロ。プロの壁の高さを身をもって体感することとなった。

迎えたプロ2年目。日々努力に励み、少しずつプレーの幅を広げていった田中は、第26節北海道コンサドーレ札幌戦で途中出場を果たしてJリーグデビュー。この試合で初ゴールも記録し、鮮烈なデビューを飾った。2019シーズンは大島の負傷やMF守田英正の不調もあって定位置を確保。24試合に出場し、世代別代表やA代表にも選出されるなど飛躍の1年を過ごした。

大きく成長を遂げた2019シーズンを経て、2020年は田中にとって浮き沈みの激しいシーズンとなった。シーズン当初はアンカーで定位置を確保したが、途中で守田英正にボジションを奪われる形に。その後、インサイドハーフでポジションを手にしたが、ベストイレブンにこそ選ばれたものの満足のいくシーズンを過ごすことができなかった。

苦しんだ昨季からの脱却を目指した2021シーズンは、開幕から川崎Fの中核としてチーム牽引。攻守に圧倒的な存在感を見せ、前半戦の無敗ターンに大きく貢献した。

大きな期待を背に臨んだ東京五輪は全試合に先発出場を果たし、チームの中心として躍動したが、あと一歩のところでメダルに届かずに4位。悔しい大会を経て、大会前に移籍が決まっていたドイル2部のデュッセルドルフでさらなる飛躍を見据える。

プレースタイル

広範囲に動き回る豊富な運動量、球際の強さを生かしてのボール奪取、巧みな技術を生かしてのラストパス。ボックス・トゥ・ボックスで貢献できる田中は、まさに次世代型ボランチと言っていい。

立ち位置ひとつから思考を巡らせ、相手にとって嫌な動きをすることで周りを生かす術を持つ。攻撃性も高まっており、ミドルシュートでゴールを襲うこともしばしば。今後の成長次第では、日本の中心選手となる可能性を秘めている。

動画:プレー&ゴール集

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プロフィール・経歴

田中碧/Ao TANAKA
1998年9月10日生まれ 177㎝・69kg 利き足:右

シーズン所属クラブ出場・得点
2017川崎フロンターレ0試合・0得点
2018川崎フロンターレ4試合・1得点
2019川崎フロンターレ24試合・1得点
2020川崎フロンターレ31試合・5得点
2021川崎フロンターレ20試合・1得点

※成績は国内リーグ(2021年8月3日現在)

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