12日、グループDを2勝1分で勝ち進んだU-21日本代表は、AFC U-23アジアカップ準々決勝で韓国と対戦した。
宿敵との大一番を前に、大岩剛監督はタジキスタン戦から先発メンバー9人を変更。GKには鈴木彩艶、DFには半田陸、チェイス・アンリ、馬場晴也、加藤聖らが入り、MFには藤尾翔太、鈴木唯人、藤田譲瑠チマ、山本理仁、斉藤光毅ら、そして最前線は細谷真大が起用された。
試合は立ち上がりから拮抗した展開を見せる。韓国は長めのボールを使って圧力をかけるが、日本は馬場、チェイスらを中心に跳ね返し、隙あらば走力のある細谷がロングカウンターを狙う。
試合が動いたのは22分。ピッチ中央で鈴木唯人がペナルティエリア付近で倒され、日本がフリーキックの機会を獲得。これをFKを獲得した鈴木がそのまま直接狙うと、ボールは相手にあたりそのままゴールイン、日本が先制する。その後、韓国も反撃すべくイ・ガンインが独力で局面打開を試みるが、日本も簡単にはやらせない。逆に日本は冷静に緩急をつけながら相手陣内に侵入し、徐々に試合を優位に進めていく。
37分には細谷、藤尾が立て続けにチャンスを迎えるが、これは韓国決死の守備でゴールを割ることができず。さらに前半アディショナルタイムにも、細谷、斉藤らにあわや一点というシーンが生まれるも、これも得点ならず。前半は日本が一点リードで折り返す。
後半に入ると、日本は斉藤光毅に代えて佐藤恵允を投入。一方、同点に追いつきたい韓国も2枚替えで態勢の立て直しを図る。その後両者に惜しいシーンが生まれるも、なかなか得点には至らない。そんな膠着した状況に終止符を売ったのは日本。65分、ペナルティエリア付近で鈴木唯人が股抜きで一人躱しシュート。GKが弾ききれず、こぼれたところに細谷がいち早く反応、体ごと飛び込む”らしい”プレーで押し込んだ。
さらに80分、右サイドからクロスを受けた鈴木唯人が、エリア内でボールを受けた反転から左足を振り抜くと、ボールはゴールの左隅へ。素晴らしい得点で日本が決定的な3点目を奪う。これで試合を完全に握った日本は、その後も韓国の攻撃をしっかり防ぎきり、準々決勝を見事突破。試合を通じて得点、チャンス創出に絡んだ鈴木唯人の活躍が光った。
次戦、日本は6月15日25時(16日1時)に行われる、今大会のホスト国であるウズベキスタンとの準決勝に望む。
AFC U-23アジアカップ 試合日程(全試合DAZNが独占配信)
準決勝
No.1 | 日時 | 試合 | 解説・実況 |
---|---|---|---|
1 | 6月15日(水) 22:00 | オーストラリア vs サウジアラビア | |
2 | 6月16日(木) 1:00 | ウズベキスタン vs 日本 |
3位決定戦
No.1 | 日時 | 試合 | 解説・実況 |
---|---|---|---|
3 | 6月18日(土) 22:00 | No.2の敗者 vs No.1の敗者 |
決勝
日時 | 試合 | 解説・実況 |
---|---|---|
6月19日(日) 22:00 | No.2の勝者 vs No.1の勝者 |
パリ五輪世代関連記事
2022年3月7日に初のトレーニングを行った若き日本代表は、2024年に開催されるパリ五輪を目指すチームとなる。3月にはドバイカップに参加し、優勝を飾るなど、素晴らしいスタートを切ってみせた。そんなチームが6月に迎えるのがU-23アジアカップ。6月1日に開幕する大会で日本はグループDに入り、初戦でUAE、第2戦でサウジアラビア、第3戦でタジキスタンと対戦する。この大会を勝ったところで五輪の出場権が決まるわけではないが、チームを強化していく上でも重要な戦いになることは間違いない。新たな若き日本代表の奮闘に期待だ。
- AFC U23アジアカップ ウズベキスタン | 放送予定・日程結果・順位表など
- パリ五輪世代候補注目選手リストGK編
- パリ五輪世代候補注目選手リストDF編
- パリ五輪世代候補注目選手リスト攻撃的MF編
- パリ五輪世代候補注目選手リストCMF編
- パリ五輪世代候補注目選手リストFW編
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?