J1リーグ第4節で唯一フライデーナイトに開催された開幕から未勝利のヴィッセル神戸と今季初の連勝を狙う鹿島アントラーズがノエビアスタジアム神戸で激突した。
試合はいきなり動いた。7分、FW上田綺世の強烈なミドルシュートで獲得したCKが一度は相手にクリアされるが、セカンドボールを拾った鹿島の攻撃は続き、この日はセンターバックで起用されたMF三竿健斗が最後は頭で押し込んでリードを奪う。
神戸も前半中盤以降にゴール前に迫れるようになり、36分にはGKクォンスンテが弾いたボールをMF山口蛍がワンタッチボレーで狙うが、これは鹿島の守護神の好セーブに阻まれて、鹿島が1点リードで前半を折り返す。
ただ後半も鹿島が強かだった。神戸がベンチスタートとなったMFアンドレス イニエスタとMFセルジ サンペールをピッチに送り出そうとしていた矢先の55分、相手のクリアボールにいち早く反応したFW鈴木優磨がダイレクトで強烈なシュートを決めて追加点を奪い、リードを広げる。
さらに苦しい状況に追い込まれた神戸。失点直後にイニエスタとサンペールを投入し、最終ラインからボールを繋ぎながらゲームを組み立てていくが、鹿島のソリッドな守備ブロックを効果的に崩せず、無得点のまま敗れた。
リーグ6試合目の神戸はまたも初白星を逃し、低迷が続く。一方で開幕から岩政大樹暫定監督が指揮を執る鹿島は、今季初の連勝で暫定として3位に浮上。来週合流予定のレネ・ヴァイラー新監督に良い形でバトンを引き継ぐことに成功している。
■3月11日開催 結果
・J1第4節
神戸 0-2 鹿島
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