マンチェスター・シティが2シーズンぶり通算7回目(1992年のプレミア創設以降では5回目)のリーグ制覇を成し遂げた。現地11日のプレミアリーグで、2位マンチェスター・ユナイテッドが3位レスターに1-2の惜敗。どちらも残り3試合となった1位、2位の勝点差が10となり、シティの優勝が確定した。
2位以下を大きく引き離しての優勝を確定させたシティだが、覇権奪還への道のりは決して平坦ではなかった。とりわけ序盤は大苦戦。開幕からの8試合でわずか3勝(3分け2敗)とギアが上がらず、一時は14位にまで沈み込んだ。
宿敵ユナイテッドや王者リヴァプールの後塵を拝していたチームの快進撃が始まったのは12月に入ってから。ビルドアップ時に中盤に加わる偽サイドバックとして躍動したDFジョアン・カンセロ、突如として得点力を開花させたMFイルカイ・ギュンドアンらの活躍もあり、同19日のサウサンプトン戦から破竹の15連勝を飾るのだ。
攻守の歯車ががっちりと噛み合ったシティは、ケヴィン・デ・ブライネの負傷離脱という1月下旬のアクシデントに遭っても崩れず。2000年生まれのMFフィル・フォーデンを大ブレイクに導くなど、ペップ・グアルディオラ監督の巧みなマネジメントもあり、一気に独走態勢を築き上げた。
そのグアルディオラにとっては、自身3回目となるプレミア制覇だ。通算13回のサー・アレックス・ファーガソンには及ばないものの、それぞれアーセナルとチェルシーで3度の優勝歴を誇るアーセン・ヴェンゲル、ジョゼ・モウリーニョという2人の名将に肩を並べてみせた。
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