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2021年シーズンの開幕を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP 2021」が20日、埼玉スタジアム2002で開催され、川崎フロンターレが3-2でガンバ大阪を破り、シーズン最初のタイトルを獲得した。
昨季のJ1リーグ＆天皇杯覇者の川崎Fと、昨季J1リーグで2位となったG大阪が相対した試合は、開始5分程度を過ぎると前年のリーグ王者がゲームを支配。高い技術力を駆使して細かいパスワークを披露すれば、左のワイドに入ったFW三笘薫が積極的な仕掛けで敵陣に進入していく。
押し気味に試合を進めた川崎Fは29分に先制点を奪取する。MF田中碧のスルーパスに抜け出したのは三笘。G大阪の守護神であるGK東口順昭との1対1を制して、冷静にゴールへと沈めた。これで勢いに乗った川崎Fは、32分にDF山根視来のシュート性のボールを三笘が押し込んで追加点を奪取。リードを2点に広げて前半を折り返した。
このまま川崎Fペースで試合が進むかと思われたが、後半はG大阪が意地の反撃を見せる。60分にゴール前の混戦からMF矢島慎也が押し込んで1点を返すと、68分にはFWパトリックがPKを沈めて同点。試合を振り出しに戻した。
その後は両者停滞。試合はアディショナルタイムに突入した。
ただ、そこでドラマが待っていた。
アディショナルのプラス6分に差し掛かったところでFW遠野大弥からスルーパスが出ると、最後はFW小林悠が右足一閃。これがゴール左へと決まり、川崎Fが劇的な決勝弾で3-2の勝利を収めている。
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