試合の概要
エルチェが日本時間25日のラ・リーガ第20節でバルセロナを本拠地エスタディオ・マルティネス・バレーロに迎える。
エルチェ（18位 勝ち点17｜3勝8分6敗｜16得点23失点）
第7節終了時点では9位にまで浮上したエルチェだったが、その後の12試合では7分け5敗で1度も勝利がなく、降格圏の18位に沈んでいる。前節は5バックを採用してバジャドリード戦に臨んで前半だけで2点をリードしたが、後半に2失点を喫して2-2で引き分けた。
エルチェの23失点という数字はそれほど多いわけではないが、得点数が「16」でリーグワースト2位タイ。ここまでの消化試合数は17試合と残留を争う他のクラブより1～2試合少ないが、未消化試合の対戦相手はバルセロナ、セビージャであり、困難な状況ということは変わらない。
今節対戦するバルセロナとは2月後半にも第1節延期分で顔を合わせるが、攻撃の核であるリオネル・メッシが出場停止となっている間に、勝ち点の奪取を目指したいところだ。
注目選手：フィデル
迫力のあるサイド攻撃を得意とするエルチェのメインアタッカーがフィデルだ。試合展開に応じて中盤の中央や時にはサイドバックもこなすことがある器用なベテランMFは、得点数、アシスト数ともにチームトップタイ。レアル・マドリードとの一戦ではPKを沈めて1-1での引き分けに貢献したが、今回もメガクラブを相手に決定的な仕事を果たすことができるのだろうか。
予想フォーメーション（4-1-4-1）
- GK：E・バディーア
- DF：バラガン、ベルドゥ、ホセマ、サンチェス・ミーニョ
- MF：リゴーニ、グティ、マルコーネ、ビクトル、フィデル
- FW：ボイェ
バルセロナ（3位 勝ち点34｜10勝4分け4敗｜37得点17失点）
第5節から第7節にかけて4試合未勝利の期間を味わうなど不調のシーズンとなっているバルセロナだが、前節はリオネル・メッシとアントワーヌ・グリーズマンが2ゴールずつを奪い、グラナダを4-0で粉砕。タイトルに向けて厳しい状況は続いているが、リーグ戦3連勝を飾って調子を上向かせている。
一方で、スーペル・コパ決勝では延長戦の末にアスレティック・ビルバオに2-3で敗戦。負傷者も複数いる中で疲労が気がかりなことに加え、その試合ではメッシが終了間際にキャリア初の一発退場となり、エルチェ戦を出場停止となっている。
リーグ戦2戦連続で2ゴールを決めて好調をアピールしていたエースを欠くバルセロナ。エルチェとの対戦は2015年1月に6-0で勝利して以来となるが、今回も快勝してネガティブムードを吹き飛ばしたい。
注目選手：アントワーヌ・グリーズマン
メッシ不在の中で、グリーズマンにはエースとしての活躍が求められる。勝利が義務付けられた格下との一戦ということもあり、大きな重圧がのしかかるが、直近のリーグ戦2試合では2ゴール2アシスト、スーペル・コパ決勝でもチームの全得点を決めて気を吐いた。真価を発揮すれば、チーム内での存在感もさらに高めていけるはずだ。
予想フォーメーション（4-3-3）
- GK：テア・シュテーゲン
- DF：ミンゲーサ、アラウーホ、ラングレ、アルバ
- MF：デ・ヨング、ブスケツ、ペドリ
- FW：デンベレ、ブライスワイト、グリーズマン
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年1月25日（月）日本時間0:15
- 会場：エスタディオ・マルティネス・バレーロ
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