セリエA第18節において、2位ミランがナポリに敗れたことで、下位との差を4ポイント以上に広げた首位インテル。マロッタCEOは、イタリア国営放送『Rai』のインタビューに応じると、指揮官のインザーギを称えた。
「今シーズンはもっと難しいかと想像していた。だが現実、シモーネは予想していたよりも、いとも簡単にインテルの環境に適応した。クラブや幹部らのサポートを受け、指揮官は自身の正真正銘の本物の価値を示すことに成功した。シモーネは今や、我々インテルの付加価値となった」
昨シーズン、インテルはコンテ指揮下で11年ぶり19回目のスクデットを獲得した一方、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)においては苦戦し、グループリーグ敗退に終わった。インテルCEOは、この結果について問われると、持論を展開した。
「なぜインザーギはUCLでベスト16に進出できたのに、コンテはダメだったのか? おそらく正確な答えはないだろう。しかも今夏、クラブは乱気流に飲み込まれた。指揮官の退任に加えて、(アクラフ)ハキミや(ロメル)ルカクが退団し、(クリスティアン)エリクセンも戦列を離れ、大きな困難に直面した。だが幸いなことに(インザーギという)北極星に出会い、正しい道を見出すことができた。我々の目標は、20個目のスクデットを獲得することだ。全員が一丸となり、謙虚な姿勢でこの大きな目標を目指していきたい」
「コンテは退任を後悔しているか? 私はそうは思わない。コンテはインテルの成長と進化の過程において、重要な足跡を残した。戦術、プレーのメンタリティ、気持ちの面で、コンテの成果は現れていた。そして現在は、シモーネ・インザーギの成果も現れ始めている。我々は昨シーズン、優勝という重要な結果を残すことができたが、今年も再びスクデットを獲得し、ファンやオーナー、そして我々自身に大きなプレゼントをしたい」
またマロッタCEOは、ユヴェントスが元インテルFWマウロ・イカルディに熱視線を注いでいることに言及。「イタリアはもはや1990年代のようなカルチョのエル・ドラード(黄金郷)ではない。クオリティを持つ重要な選手たちがイタリアへ戻ってくるのなら歓迎したい」と述べた。
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