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久保建英、2020-21シーズンはビジャレアルへの期限付き移籍が決定 | ラ・リーガ

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久保建英、2020-21シーズンはビジャレアルへの期限付き移籍が決定 | ラ・リーガ(C)Getty Images
【欧州・海外サッカー ニュース&移籍情報】日本代表MF久保建英の移籍先がついに決定。2020-21シーズンはイエローサブマリンの愛称で知られるビジャレアル(ラ・リーガ)でプレーすることが発表された。

10日、ビジャレアルはレアル・マドリードから日本代表MF久保建英(19)を期限付き移籍で獲得したと発表した。2020-21シーズンの1年間、久保は"イエローサブマリン"の愛称で親しまれる同クラブでプレーすることになる。なお買取オプションは付帯しない。

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昨夏、レアル・マドリードと5年の長期契約を結び、プレシーズンは同クラブに帯同し活躍を見せると世界中の話題をさらった久保。2019-20シーズンは期限付き移籍先のマジョルカで36試合に出場し4得点5アシストを記録した。シーズン序盤は定位置確保に苦しんだものの、徐々に存在感を示すと、終盤にはチームに欠かせないプレーヤーへと成長していった。

だが久保が活躍する一方で、マジョルカは2部へ降格。1部残留すれば久保はマジョルカとの契約期間を延長する可能性もあったが、同クラブが降格したことで退団が決まっていた。ただし、来季でのレアル・マドリード復帰に関しては、EU圏外枠などの事情から現実的ではなく、別クラブへの再レンタルが既定路線となっていた。

そのためベティス、セビージャ、オサスナといったスペイン国内のクラブをはじめ、バイエルン・ミュンヘン、アヤックス、ラツィオといった国外の強豪クラブも移籍先候補として噂にのぼっていたが、最終的にビジャレアルへの移籍が決定。なお、久保の獲得に際しては、ビジャレアルの監督に新たに就任したウナイ・エメリ監督による強い後押しもあったという。

2019-20シーズンを5位で終えたビジャレアルは、ハビ・カジェハ監督をシーズンオフに解任。決して悪くない成績ではあったものの、より上位を目指すクラブは、(アーセナルでは不振に終わったものの)バレンシアやセビージャ、パリ・サンジェルマンで実績のあるエメリ監督を招聘した。また今夏ビジャレアルからは、創造的なプレーで知られるベテランMFサンティ・カソルラが退団するが、久保にはマジョルカで見せたような"違いを生み出す"プレーでカソルラの穴を埋めることが求められる。

守備的な戦いに終始したマジョルカと違い、ビジャレアルはより攻撃的なサッカーを志向する。巧みな技術とプレービジョンを備える久保にとっては、持ち味を出しやすい環境となるはずだ。さらにビジャレアルは来季のUEFAヨーロッパリーグ出場を決めており、出場機会の増加も期待できる。人口僅か5万人と小さな街のビジャレアルだが、さらなる成長機会を求める久保にとって最適な環境となるはずだ。

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