明治安田生命J1リーグの開幕まで2週間を切った。DAZN（ダゾーン）では「#2020の主役は誰だ」をテーマに選手、解説者などを直撃。かつて日本代表や横浜F・マリノスで指揮を執り、現在はFC今治の代表取締役を務める岡田武史氏（63）は、2020年の主役に日本代表時代に監督と選手として共闘したガンバ大阪の遠藤保仁（40）を推薦した。
遠藤は1980年生まれの40歳。横浜フリューゲルスでプロキャリアをスタートさせ、京都パープルサンガ（現京都サンガF.C.）を経て、2001年にG大阪に加入し、19年に渡ってチームの中心人物としてプレーを続けている。今季は節目となるG大阪での20年目のシーズンを迎えており、どんなパフォーマンスを披露するかが注目される。
「#2020の主役は誰だ」という質問に「遠藤保仁選手」と指名した岡田氏は、「彼がまだやっているのはちょっと驚きなんですけど」と笑みを浮かべつつ、「他の選手と彼が全く違うなと感じるのは、だいたいサッカー選手はピッチの中に入ると周りからのプレッシャーで周りの状況把握ができない中、彼はTVの画面を見ているより全体像が把握できる。特段すごいことをやるわけではないけど、的確なプレーの選択ができる数少ないすごい選手だと思っています」と絶賛した。
また「遠藤の意外な一面」に対する問いに関しては、代表時代のエピソードを披露。何気ない一言から遠藤が走行距離に対してシビアになった話を持ち出し、「本当に表面は飄々としていますけど、裏では努力の男なんですよね。そういう意味で、僕は絶大な信頼をおいていました」と普段は見られない隠れた一面を明かしている。
岡田氏は最後に「僕ら（FC今治）は直接（試合で）あたるわけじゃないので、大いに活躍してもらって、選手として思い残すことなく指導者になってもらって…。まぁ（選手として）FC今治に1年くらい来てもいいかな（笑）。うちでプレーして、そして指導者を目指してくれということです」と語り、遠藤にエールを送っていた。
岡田氏に2020年の主役に推薦された遠藤が所属するガンバ大阪は、J1リーグ開幕節で横浜F・マリノスと対戦する。この試合は23日14時からDAZN（ダゾーン）で配信される。
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