日本代表MF田中碧が、大一番オーストラリア戦終了後、試合を振り返った。
12日、2022年カタールワールドカップ・アジア最終予選の第4節、日本代表vsオーストラリア代表の一戦は、前半9分に田中碧が先制ゴールをマーク。70分にFKで失点を喫したものの、日本は85分、浅野拓磨のシュートが相手GKの手をかすめてファー側のポストに跳ね返り、そのボールを相手DFが押し込む形で日本は土壇場で決勝点を奪った。公式記録ではOGとなっている。
この試合で先発として起用された田中碧は「選ばれたときから出たい気持ちがあった。サウジ戦も常に自分がやってやると思っていた。こういう状況の試合で自分を選んでくれた。責任はあるし、素晴らしい先輩がいるなかで選ばれたので、得点を取ることだけ考えてプレーしていました」と試合後に語っている。
「この大一番で初先発でしたから。自分よりも素晴らしい選手がいるし、限られた選手しか立てない舞台に立てた。これ以上の舞台はないですし、それでも自分がやることは変わらないです。結果論として、勝って良かったですけど、自分の力をしっかり出すことを考えていましたし、覚悟を持って。正直、人生の中でこれ以上緊張するようなことはない。この試合で引退してもいいというくらいの気持ちで、自信を持ってプレーしました」
「内容には満足していないし、感じたことはありましたが、やはり勝つことで次につながるようにやらなければいけないと思っていました」
勝ち点3を手にした日本代表。だが田中碧はまだまだ改善すべき点が多いと説いている。
「やっぱり自分がいることの意味を出ださなければいけない。ボールを触らなくても、チームとしてボールがしっかり動くようにサポートしたかった。ダブルボランチの一角で出ると思ってやっていましたけど、今回は4－3－3だったので、そこでのクオリティーはもっと上げたいですね」
「サッカーは相手ありき。自分も、（ピッチ上の）どこに立つかでボールの回り方が変わります。メンタルも重要ですね。それで大きく変わります。満足していないし、簡単なことではないです。もっとそういうところもこだわりたいし、囲まれても（相手を）剥がすとか、個人の力も付けていきたいです」
「必ず勝たなければいけないと感じていた。勝つことができてホッとしています」
普段はドイツ2部、デュッセルドルフでプレーしている田中碧。11月のアウェイ2連戦でも結果を示すことができるのか、オーストラリア戦で結果を残したMFのさらなる躍進が期待されるところだ。
W杯アジア最終予選 日本代表戦｜試合日程・配信/放送予定
関連コンテンツ
10月17日（日）『やべっちスタジアム #44』
第4節オーストラリア戦の「裏チャンネル」で解説を担当する中村憲剛氏が試合を振り返って、勝負の2連戦を終えた日本代表をどう見たか。また2試合ともアウェーでの戦いとなる11月のベトナム戦、オマーン戦に向けた提言は？ （主な出演者：矢部浩之氏、中村憲剛氏）
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。