試合の概要
超過密日程の中で新年に突入するプレミアリーグ。元日には、アーセナルとマンチェスター・シティによる大一番が開催される。
アーセナル(順位:4位 勝点35 | 11勝2分け6敗 | 32得点23失点)
若い力が躍動し、直近4試合で14得点1失点。今季初のプレミアリーグ4連勝と、絶好調のアーセナル。開幕3連敗は過去のこととなり、気づけば4位でクリスマスを迎えている。6シーズンぶりのトップ4フィニッシュも視界に入ってきた。
そんな中で迎えるマンチェスター・Cとの大一番。第3節は敵地で0-5の大敗を喫しており、エミレーツ・スタジアムでのリベンジへ向け元マンチェスター・Cコーチのミケル・アルテタ監督は燃えているはずだ。だが、絶対的存在だった冨安健洋を含め、右サイドバックの4選手が新型コロナウイルスに感染。元旦の試合には間に合わないと見られており、やりくりに苦労しそうだ。
とはいえ、現在のアーセナル2列目はリーグ屈指の破壊力を持つ。さらにエミール・スミス=ロウを始め、途中出場でも結果を残す選手も多く、誰が出てもパフォーマンスが落ちないことは大きな強みだ。首位チームとの一戦はこれまで以上に厳しい戦いになることは間違いないが、DF=MF間のスペースを閉じられれば勝機はあるだろう。日程的にも有利なため、真っ向勝負を挑んで現在の立ち位置を確認するゲームになるかもしれない。
注目選手:ブカヨ・サカ
下部組織出身の20歳は、試合を追うごとに凄みを増している。特に右サイドでの仕掛けの精度は飛躍的に向上し、ペナルティエリア角で前を向けばほぼ確実にチャンスを作る。すでにキャリアハイの9ゴールに関与(5ゴール4アシスト)。今回の大一番でも、彼のサイドから勝機を見出したい。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:ラムズデール
DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、ジャカ、サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:ラカゼット
マンチェスター・シティ(順位:1位 勝点47 | 15勝2分け2敗 | 50得点12失点)
毎年恒例の超過密日程に苦しむリヴァプールやチェルシーの状況などどこ吹く風で、直近リーグ戦9連勝。優勝争いで一歩抜け出したマンチェスター・C。シーズン折り返し時点で得失点差「+38」と驚異的な強さを見せつけている。
しかし、離脱者がやや増えてきており、カイル・ウォーカーやジョン・ストーンズは体調の問題で欠場が続いている。また“夜遊び”が発覚し、ジョゼップ・グアルディオラ監督の怒りを買ったジャック・グリーリッシュ&フィル・フォーデンの出場も不透明な状況だ。
それでも、直近3試合で17ゴールと爆発中の攻撃陣は欧州屈指。ベルナルド・シウヴァのゼロトップを止められるチームはほとんどないだろう。直前のブレントフォード戦からは中2日しかなく、離脱者が増えてきた中で主力のコンディションは懸念されるが、アーセナルは現在プレミアリーグで9連勝中の“お得意様”だ。世界屈指の名将は、どのような布陣・選手、どのようなプランで愛弟子との対決に挑むのだろうか。
注目選手:ベルナルド・シウヴァ
今季ここまでのプレミアリーグMVPを選ぶとすれば、このポルトガル代表MFを推す人が多いのではないだろうか。変幻自在のポジショニングで相手守備陣をかき回し、重要な試合ではゴールまで奪ってみせる(すでに7ゴール)。昨季はやや苦しんだ印象もあったが、改めて現チームに不可欠であると証明した。この試合もゼロトップ起用が予想されるが、彼を止めなければアーセナルに勝ち目はない。
予想スタメン(4-3-3)
GK:エデルソン
DF:カンセロ、ルベン・ディアス、ラポルト、ジンチェンコ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:マフレズ、ベルナルド・シウヴァ、スターリング
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:水沼貴史 実況:安井成行
- キックオフ:2022年1月1日(土)日本時間21:30
- 会場:エミレーツ・スタジアム
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