試合の概要
連日激しい戦いが続くプレミアリーグ。第22節ではトッテナムとアーセナル、熾烈な4位争いを戦う宿敵同士によるノース・ロンドン・ダービーが行われる。
トッテナム(順位:6位 勝点33 | 10勝3分け5敗 | 23得点20失点)
リーグカップ準決勝ではチェルシーに完敗で敗退となったが、アントニオ・コンテ監督体制でリーグ戦は5勝3分けと負け無し。就任前の嫌な雰囲気を一気に払拭し、4位争いでも存在感を増してきた。この大一番でライバルを叩ければ、非常に有利な立場を得てシーズンを戦うことができるだろう。
しかし離脱者の数は心配で、アーセナル戦でもソン・フンミンやクリスティアン・ロメロ、エリック・ダイアーの欠場が予想されている。またセルヒオ・レギロンの出場も不透明で、コンテ監督はやりくりに頭を悩ませそうだ。
とはいえ、短期間でコンテ監督の愛する3バックシステムが形になりつつある中、やることは大幅に変わることはないだろう。ポゼッションは相手に譲り、ミドルゾーンにコンパクトなブロックを構えつつ、ハリー・ケインらトップの選手をシンプルに生かした速攻で先制点を狙いたい。
注目選手:ハリー・ケイン
開幕前の移籍騒動からか、今季は未だプレミアリーグで4ゴールにとどまるケイン。それでも、昨年末はリヴァプールからゴールを奪うなど、3試合連続弾を挙げて復調の兆しを見せている。またゴール数は減少したが、貢献度を見ればやはり絶対的なエースである。相棒が不在の大一番で、“アーセナル・キラー”(リーグ14試合で11ゴール)にかかる期待は高まっている。
予想スタメン(3-5-2)
GK:ロリス
DF:タンガンガ、サンチェス、デイヴィス
MF:エメルソン、ホイビュア、ウィンクス、ロ・チェルソ、セセニョン
FW:ルーカス・モウラ、ケイン
アーセナル(順位:5位 勝点35 | 11勝2分け7敗 | 33得点25失点)
前半戦を4位で折り返し、6シーズンぶりのトップ4フィニッシュの期待が高まるアーセナル。しかし2022年は、元旦のマンチェスター・シティ戦で悔しい逆転負けを喫すると、FAカップも2分相手に敗退。リーグカップ準決勝ファーストレグは、リヴァプール相手に前半退場者を出しながらもなんとかスコアレスドローに持ち込んだが、未だ新年で勝ち星を挙げられていない状況だ。
さらに、離脱者の数が深刻に。アフリカ・ネーションズカップで4選手を欠いた他、グラニト・ジャカが出場停止。さらに冨安健洋やブカヨ・サカらは負傷し、マルティン・ウーデゴールらは新型コロナウイルス陽性反応を示したと見られている。『The Athletic』によると、トッテナム戦で起用できる選手はわずか12名となっているようだ。
これを受け、アーセナルは試合の延期を申請。プレミアリーグ側は理事会の会合で協議することを発表した。開催の可否は現時点で不明であり、仮に試合が行われることになっても、アーセナルはどの選手を起用できるのか全くわからない状況だ。好調の波が止まりつつある中、正念場を迎えている。
注目選手:ガブリエウ・マルティネッリ
離脱者続出で厳しいチーム状況の中でも、元気にピッチを走り回るアタッカー。過密日程の中でも運動量とパフォーマンスはそれほど変わらない。この20歳が見せるメンタリティは、間違いなくチームに良い影響をもたらしている。どんなチームを組めるかもわからないトッテナム戦だが、彼の存在は大きな助けになりそうだ。
予想スタメン(4-4-2)
GK:ラムズデール
DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、タヴァレス
MF:マルティネッリ、パティーノ、ロコンガ、スミス=ロウ
FW:ラカゼット、エンケティア
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:水沼貴史 実況:下田恒幸
- キックオフ:2022年1月17日(月)日本時間1:30
- 会場:トッテナム・ホットスパー・スタジアム
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