ミランの11年ぶりのスクデット獲得を目指す中、現地時間8日のヴェローナ戦に先発したトナーリ。38分、1973年および1990年にリーグ優勝を阻まれた因縁の相手に先制点を奪われたが、ミランMFは前半終了間際にFWラファエウ・レオンのアシストを受けると同点弾をマーク。後半にも再びレオンのアシストからネットを揺らし、ドッピエッタ(1試合2得点)の活躍でミランの3-1での勝利に貢献した。
同時に自らの22歳の誕生日を祝ったトナーリは、試合終了後のインタビューに応じると、喜びを語りつつ、チームのパフォーマンスを冷静に分析した。
「ドッピエッタには慣れていないが、あの瞬間とあの感動は永遠に覚えておきたい。メンタル面で難しい試合ではあった。立ち上がりは良かったが、その後に失点してしまい、自分たちのプレーやリズムを崩されてしまった。だがすぐに、まるで失点しなかったかのように上手く振る舞い、攻撃に転じることができた」
「そのおかげでミランは3点を挙げて勝利を収めることができたと言える。攻撃参加? 試合ごとに変わることだが、今日はこうしたプレーを見せることになっていた。僕とラデ(クルニッチ)がその役割を担い、上手く実行できたと思う。今夜のことはうれしく思っている」
ミランはセリエA36試合を終えて80ポイントを獲得。インテルに2ポイント差をつけており、あと4ポイント獲得すれば、イタリア王者のタイトルを手にすることになる。
「まだ道のりは長い。直近の5試合のように、目の前の試合だけに集中して臨むべきだ。目標にこれほど近づいた現在、気を緩めてはならない。次はアタランタ戦のことだけを考えたい。(アレッサンドロ・フロレンツィが話したように)先のことを考えないようにするのは難しい」
「だがほとんどの選手が若手であることも助けになっている。お互いにサポートし合って集中できるようにしているんだ。それにいま現在、他のことを考えている時間などないように思う」
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