試合の概要
スペインでも屈指の熱いファンを持つセビージャとべティスによる“アンダルシア・ダービー”が、6月12日にエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン（セビージャ）で開催される。ラ・リーガ再開初戦となる一戦における下馬評では、ホームのセビージャに軍配。大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』はセビージャに「1.85倍」、べティスに「4.20倍」の勝利オッズをつけている。
セビージャ（1部3位13勝8分6敗／勝点47）
ラ・リーガ第13節で行われたアウェイでのダービーには2-1で勝利。シーズンを通してのチーム状況も首位バルセロナ、2位レアル・マドリードに次いでの3位と、12位に沈むべティスを大きく上回っている。また、ジュレン・ロペテギ監督下でコンビネーションを高めながらも、守りが堅く縦に早い伝統的な戦術は健在であり、長らく中断が続いた後でも回帰できるスタイルがあることは大きな追い風になるだろう。このまま3位以上を維持してUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）出場を確定させるためにも、再開初戦かつダービーというこの重要な一戦を確実にものにしたい。
注目選手：ルーカス・オカンポス
中断直前のリーグ4試合で4発と好調を維持していたスコアラーは、前回のべティスとの対戦でも先制点をマーク。評価急上昇中の男が、フットボールが戻ってきた喜びを爆発させる可能性は十分にある。
予想スタメン（4-3-3）
GK：ヴァツリーク DF：J・ナバス、クンデ、ジエゴ・カルロス、レギロン MF：バネガ、フェルナンド、ジョルダン FW：スソ、デ・ヨング、オカンポス
べティス（1部12位8勝9分10敗／勝点33）
2017年夏から指揮を執りポゼッションサッカーを熟成させていたキケ・セティエン前監督から、ルビ監督に移行した今シーズンのべティス。過渡期にあり、昨シーズンまでほどのポゼッション至上主義ではなくなったが、中断直前にレアル・マドリードに勝利したようにテクニカルな選手たちが織り成すコンビネーションは抜群の破壊力を持つ。カウンターを狙うセビージャとの相性はそれほど良くないが、先制点をもぎ取ることができれば圧倒する可能性もありそうだ。
注目選手：ロレン
チームトップの9ゴールをマークするロレンは、リーグ前半のセビージャ戦でも一時同点弾を奪った。判断力に優れる臨機応変なアタッカーは、無観客かつ再開初戦という特殊な状況にいち早く適応するはずだ。
予想スタメン（4-1-4-1）
GK：ロブレス DF：エメルソン、シジネイ、バルトラ、A・モレーノ MF：フェキル、カナーレス、ロベルト、グアルダード、ホアキン FW：モロン
放送・配信予定
配信：DAZN
キックオフ：2020年6月12日（金）日本時間5:00
会場：エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン
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