試合の概要
リヴァプールとチェルシーが現地時間28日（日本時間29日1:30）にアンフィールドで激突する。
リヴァプール（3位 勝点6 ｜ 2勝0分け0敗 ｜ 5得点0失点）
負傷者続出で3位に甘んじた昨季からの巻き返しを期するリヴァプールは今季、素晴らしいスタートに。開幕節にノリッジを3-0で撃破し、ホーム初戦となった前節はバーンリーと対戦。18分にディオゴ・ジョタのゴールで先制すると、後半にサディオ・マネが加点し、2-0で完勝した。
2試合連続の完封勝利を決めたチームでは、長期離脱明けのフィルジル・ファン・ダイクが試合に出場しつつコンディションを上げているほか、同じく長期にわたって戦線離脱していたジョー・ゴメスもバーンリー戦で出場。さらに、存在感を示す18歳のハーヴェイ・エリオット、良い状態でシーズン開幕を迎えたナビ・ケイタの存在もあり、退団したジョルジニオ・ワイナルドゥムの穴埋めについても見通しは明るい。
また、父親の急逝により前節は休養を与えられたファビーニョ、そして第1子が誕生したアレックス・オックスレイド＝チェンバレンも今回の試合で戻ってくることが予想され、良いチーム状況でチェルシーを迎え撃つことが可能。バーンリー戦でベンチに戻ってきたアンドリュー・ロバートソンと、開幕2試合で好パフォーマンスを見せたコスタス・ツィミカスのどちらをユルゲン・クロップ監督が起用するのかにも注目だ。
注目選手：ディオゴ・ジョタ
推定4500万ポンドで加入した昨季の序盤戦にゴールを量産しながらも、中盤戦の負傷でやや消化不良のシーズンに終わったジョタ。今季も開幕節でゴールを挙げると、前節のバーンリー戦ではツィミカスのクロスに合わせてヘディングシュートを叩きこみ、2試合連続弾を挙げた。この試合でも引き続きロベルト・フィルミーノをベンチに追いやり、先発することが濃厚。リヴァプールが誇るトリデンテに劣らない“危険な男”となったポルトガル代表アタッカーに引き続き注目だ。
予想スタメン（4-3-3）
- GK：アリソン
- DF：アレクサンダー＝アーノルド、マティップ、ファン・ダイク、ツィミカス
- MF：ファビーニョ、ヘンダーソン、エリオット
- FW：サラー、ジョタ、マネ
チェルシー（2位 勝点6 ｜ 2勝0分け0敗 ｜ 5得点0失点）
一方、欧州王者のチェルシーは開幕節でクリスタルパレスに3-0で快勝すると、前節はアウェーでアーセナルと対戦した。7年ぶりに復帰したチェルシーでのデビュー戦となったロメル・ルカクのゴールで先制すると、35分にリース・ジェイムズが加点。その後もアーセナルに主導権を渡すことなく、2-0で完勝した。
開幕節3-0、第2節2-0の勝利での5得点0失点は、ここまでのリヴァプールとまったく同じ成績。この試合に向けては、新型コロナウイルス陽性のクリスチャン・プリシッチが引き続き欠場見込みだが、アーセナル戦で途中出場して復帰したエンゴロ・カンテとハキム・ツィエクは起用可能な状況だ。特に前者が先発に戻ってくれば、アンフィールドに乗り込むチームにとって大きな後押しとなる。
今年3月の対戦では、リヴァプールの攻撃陣をシャットアウトして1-0で勝利したが、トーマス・トゥヘル監督はドイツの同胞であるユルゲン・クロップ監督から再び白星を得ることができるか。
注目選手：ロメル・ルカク
1億ユーロ超えの移籍金で7年ぶりにチェルシーに帰還したルカクは、アーセナルとのビッグロンドンダービーでいきなり先発。15分には力強いポジショニングからリース・ジェイムズのクロスに合わせて、早速ネットを揺らした。さらに、ゴールを挙げただけでなく、ポストワークでも抜群の存在感を発揮。トゥヘル監督がチームをさらに昇華させるために獲得したベルギー代表の大型ストライカーが、このビッグマッチでも試合の鍵を握る一人になることは間違いないだろう。
予想スタメン（3-4-3）
- GK：メンディ
- DF：アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー
- MF：リース・ジェイムズ、ジョルジーニョ、カンテ、マルコス・アロンソ
- FW：マウント、ルカク、ハヴェルツ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- 解説：戸田和幸 実況：下田恒幸
- キックオフ：2021年8月29日（日）日本時間1:30
- 会場：アンフィールド
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