試合の概要
王者マンチェスター・シティとアーセナル。プレミアリーグの名門同士が、エティハド・スタジアムで激突する。
マンチェスター・シティ(順位:9位 勝点3 | 1勝0分け1敗 | 5得点1失点)
連覇を目指す今シーズン、開幕戦は敵地で決意に満ちたトッテナムに敗れたマンチェスター・C。それでも続く第2節では、昇格組ノリッジを5-0で粉砕。期待の新加入ジャック・グリーリッシュにもゴールが生まれるなど、開幕戦のうっぷんを晴らすような大勝を飾っている。
しかし、この試合ではケヴィン・デ・ブライネがベンチ外に。公式HPに直近で掲載されたトレーニング写真にも姿がなく、コンディションは万全ではないかもしれない。アーセナル戦の欠場も噂されている。フィル・フォーデンの復帰にもまだ時間がかかるなど、主力2選手欠いて一戦に挑む事になりそうだ。
それでも、今のマンチェスター・Cが圧倒的優勢であることは間違いない。前線の層に不安はなく、前述のグリーリッシュも早くもフィット。第2節では選手個々のコンディションも上がっていることが伺え、取り巻く雰囲気もポジティブだ。これまで通りボールロスト時に空けたスペースをいかに素早く閉じるかが課題となるが、ポゼッションから主導権を握り続けることが予想される。相手にチャンスを与えず、できるだけ早い時間にゴールを奪いたい。
注目選手:ジャック・グリーリッシュ
英国史上最高額となる1億ポンドで加入すると、リーグ開幕前のコミュニティシールドで早速デビュー。公式戦3試合全てに出場し、ノリッジ戦ではゴールも奪った。スター揃いのマンチェスター・Cの中でも、そのドリブルやタッチ、アイディアは異質であり、早くも攻撃の核となりつつある。アーセナル戦で2試合連続となるゴールを奪い、ホームサポーター沸かせたいところだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ディアス、ラポルト、カンセロ
MF:ギュンドアン、フェルナンジーニョ、グリーリッシュ
FW:マフレズ、ジェズス、スターリング
アーセナル(順位:19位 勝点0 | 0勝0分け2敗 | 0得点4失点)
開幕戦は昇格組ブレントフォードに敗れ(0-2)、第2節では本拠地エミレーツ・スタジアムでチェルシーに完敗(0-2)。連敗&無得点と、クラブ史に残る最悪なスタートとなったアーセナル。OBや現地解説陣から一斉に酷評され、一部ファンがミケル・アルテタ監督の解任を叫ぶなど、取り巻く雰囲気は非常に厳しいものとなっている。
そんな中だが、25日のリーグ・カップではポジティブな兆候も。アーセナルに“復帰した”マルティン・ウーデゴール、新型コロナウイルス感染から戻ってきたピエール=エメリク・オーバメヤンやアレクサンドル・ラカゼットらが活躍を見せ、2部ウェストブロムを6-0と粉砕している。オーバメヤンはハットトリック、ウーデゴールは随所で輝きを放ち、ブカヨ・サカやニコラ・ペペらのコンディションも上向いていることが伺えた。
そして迎える王者との一戦。スカッドの質やチーム完成度などほぼすべての部分で劣っているため、非常に厳しい戦いを強いられることは間違いない。それでも、直近のリーグ・カップで良いイメージを共有できたことは救いとなるだろう。この一戦では現実的な戦いを選択し、低い位置からロングカウンターを狙うのも1つの手だ。ウェストブロム戦後に「非常に良い雰囲気がある」と話していたアルテタ監督は、どのような戦いを選択するのだろうか。外野の環境を一変させるためにも、敵地で意地を見せたい。
注目選手:ピエール=エメリク・オーバメヤン
新型コロナウイルス感染によって開幕戦を欠場し、続くチェルシー戦でも本調子とは程遠い姿を見せていたオーバメヤン。それでも、先発復帰を果たしたウェストブロム戦ではハットトリックの大活躍を見せた。ウーデゴールらチームメイトとの連携にも手応えを感じさせる内容で、ようやく「開幕」を迎えた感もある。主将でエースという大役を担う彼の活躍次第で、金星を挙げられるかどうかが決まるだろう。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:レノ
DF:チェンバース、ホールディング、マリ、ティアニー
MF:ロコンガ、ジャカ、サカ、ウーデゴール、スミス=ロウ
FW:オーバメヤン
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:水沼貴史 実況:桑原学
- キックオフ:2021年8月28日(土)日本時間20:30
- 会場:エティハド・スタジアム
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