24日に会長選挙を行うアトレティック・クラブ。候補者の一人は監督にマルセロ・ビエルサ氏を招へいを宣言しているが、残りの二人はエルネスト・バルベルデ氏の招へいにより勝利を目指すことになった。
アトレティックの次期会長候補はイニャキ・アレチャバレタ氏、ジョン・ウリアルテ氏、リカルド・バルカラ氏の3人で、アレチャバレタ氏はビエルサ氏の招へいを宣言。そしてウリアルテ氏とバルカラ氏は、選手としてもアトレティックに在籍した、同クラブと関係が深いバルベルデ氏にチームを託す考えを固めた。ウリアルテ氏かバルカラ氏のどちらかが選挙に勝利すれば、バルベルデ氏はバルセロナ監督を辞した2020年以来の現場復帰を果たすことになる。
バルカラ氏は当選の暁には元バルセロナのスポーツディレクター、ラモン・プラネス氏にチームづくりを任せる方針で、当初はマウリシオ・ポチェッティーノ現パリ・サンジェルマン監督、さらには今季までアトレティックを率いたマルセリーノ・ガルシア・トラル氏の招へいを計画していたがどちらも頓挫。最終的にバルベルデ氏を呼び寄せることになった。
一方のウリアルテ氏はバルベルデ氏招へいについて「エルネストから信頼されているということは本当に素晴らしいニュース。彼はここ25年のアトレティック・クラブの歴史の中で、最も成功を収めた監督だ」と語っている。
かつてアトレティックを率いたときには、そのオートメーションフットボールで衝撃を与えて、ヨーロッパリーグ&コパ・デル・レイ決勝まで導いたビエルサ氏。片や選手、Bチーム監督、トップチーム監督としてアトレティックに在籍したことで帰属意識が人一倍強く、バルセロナ指揮官以来となる現場復帰を果たすことになるバルベルデ氏。とても豪華な監督候補2人だが、来季チームを率いるのは、一体どちらになるのだろうか。
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