セリエA第19節が現地時間1月22日～1月24日に行われた。
第19節の総評
首位を走るミランは、本拠地サン・シーロに難敵アタランタを迎えた。負傷者や新型コロナウイルス感染でベストメンバーを組めない中、ズラタン・イブラヒモヴィッチが1トップに入っている。
試合は序盤こそミランが主導権を握ってチャンスを作ったが、次第にアタランタペースに。すると26分、FKからロメロのヘッドで失点。さらに52分にはイリチッチのPK、76分にはサパタにもネットを揺らされた。反撃できず0-3で完敗。今季2敗目を喫した。
2位インテルは、下位ウディネーゼ相手に最後までゴールを奪えずにスコアレスドロー。試合終盤にはコンテ監督が主審に激しい言葉を吐き、退席処分になっている。
その他、ユヴェントスはボローニャに2-0と勝利。アルトゥールが15分に移籍後初ゴールを挙げると、やや押し込まれていた71分にマッケニーが追加点を奪っている。ボローニャの冨安健洋は、前半は左センターバック、後半は右サイドバックでプレー。冷静な守備でC・ロナウドやクルゼフスキらを抑え、劣勢の中でも自身の能力を発揮している。
また、サンプドリアで6試合連続先発出場を果たした吉田麻也は、パルマ戦の25分にCKのこぼれ球を押し込んで、嬉しい移籍後初＆クラブ史上アジア人初ゴールを記録。2-0の勝利に貢献している。
この結果、セリエAは前半戦の日程が終了。ミランが勝ち点43で“冬の王者”に輝き、インテルが2ポイント差で2位に。以下、ローマが3位（勝ち点37）、ユヴェントスが4位（同36 ※1試合未消化）で続いている。
第19節の結果
ベネヴェント 2-2 トリノ
【得点者】べ：ヴィオラ（32分／PK）、ラパドゥーラ（49分） ト：ザザ（51分、90+3分）
ローマ 4-3 スペツィア
【得点者】ロ：マジョラル（17分、52分）、カルスドルプ（55分）、ペッレグリーニ（90+2分） ス：ピッコリ（24分）、ファリアス（59分）、ヴェルデ（90分）
ミラン 0-3 アタランタ
【得点者】ロメロ（26分）、イリチッチ（53分／PK）、サパタ（77分）
ウディネーゼ 0-0 インテル
【得点者】なし
フィオレンティーナ 2-1 クロトーネ
【得点者】フィ：ポナヴェントゥーラ（20分）、ヴラホヴィッチ（32分） ク：シミー（66分）
ユヴェントス 2-0 ボローニャ
【得点者】アルトゥール（15分）、マッケニー（71分）
ジェノア 1-0 カリアリ
【得点者】デストロ（10分）
ヴェローナ 3-1 ナポリ
【得点者】ヴェ：ディマルコ（34分）、バラク（62分）、ザッカーニ（79分） ナ：ロサーノ（1分）
ラツィオ 2-1 サッスオーロ
【得点者】ラ：ミリンコヴィッチ=サヴィッチ（25分）、インモービレ（71分） サ：カプート（6分）
パルマ 0-2 サンプドリア
【得点者】吉田麻也（25分）、K.バルデ（34分）
第20節の日程・対戦カード
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