前節のジェノヴァダービーでは、主将のDFドメニコ・クリーシトが試合終了間際にPKを失敗し、ライバルのサンプドリアに0-1と敗れて追い込まれた18位のジェノア。2007年以降、15年間にわたってセリエAの常連としてプレーしてきた古豪は7日、ホームに強豪ユヴェントスを迎えると、0-1で進んだ試合終盤、再び運命の瞬間が訪れた。
まずは87分にFWアルベルト・グドムンドソンの同点弾で追いつくと、後半アディショナルタイムに2試合連続でPKを獲得。ジェノア主将は前回の失敗による大きな重圧をはねのけてゴールネットを揺らし、2-1での劇的な勝利へと導いた。
ジェノアはこの結果、28ポイント目を獲得。残留圏内の17位サレルニターナまで1ポイントに迫った。指揮官のブレッシンは、試合終了後のインタビューで喜びを爆発させた。
「これがカルチョ、これが感動というものだ。クリーシトは前回のこともあり、PKを蹴るには大きな勇気が必要だったはずだ。この1週間は一筋縄ではいかなかったが、全員が非常に良いトレーニングを積んでいたし、良い感触はあった」
「あらゆることが起きる可能性があった。ユーヴェが点を取るかもしれない中、逆に得点を決めたのはジェノアだった。試合終盤は30歳老けたように感じたよ。チャンピオンズリーグの舞台と比較するつもりはないが、あのクレイジーな5分間は、レアル・マドリード対マンチェスター・シティとも似通っていたように思う。今夜は攻撃的な姿勢でメンタリティは適切なものだった。残りの試合もこの姿勢で臨むべきだ」
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