レアル・マドリードMF久保建英は、今夏に同クラブを離れる可能性があるのかもしれない。スペイン『アス』が報じている。
2021-22シーズンには、レアル加入後1年目のレンタル移籍先マジョルカに戻った久保。だが残留をかけたシーズン終盤戦ではスタメンの座を失うなど、存在感を示すことはできなかった。
そうした中で、7日付の『アス』は「踏み出さない久保」との記事を掲載。久保が本格的なブレイクを前にして、市場価値を落としていることを強調した。
「2019年6月、マドリードはタケ・クボの獲得を発表した。彼はこの地球上で最高のタレントの一人であったばかりか、ラ・マシア(バルセロナ下部組織)で“メッシ・ハポネス(日本人のメッシ)”として知られていた過去もあって、刺激的なオペレーションになった。彼はFC東京から無料でやってきて、1分目から期待を呼び起こした。トップチームのプレシーズンに参加して、無数のディテールあるプレーを見せつけたのだ」
「マジョルカへのレンタル移籍では、その“誇大広告”がさらに誇大となっている。2020年はビジャレアルへのレンタル移籍がトランポリンとなり、ついにブレイクを果たすように思われたが、エメリのもとではうまくいくことなく、結局ヘタフェでシーズンを終えることに。彼のゴールでヘタフェは残留を決めたものの、彼自身の継続的な輝きは失われてしまった。一度ははまったマジョルカへのレンタル移籍は理想的かと思われたが、タケは『トランスファーマルクト』で一時3000万ユーロの市場価値を記録した勢いを取り戻すことができなかった」
「今季の彼は29試合に出場して、その内17試合がスタメンだった。ラ・リーガでは1ゴール1アシストで、マドリードは彼の重要度が減少し続けていることに心配している」
『アス』はさらに、レアルが今夏に久保を売却する可能性すら示唆している。
「彼は21歳で、24年まで契約を結び、その市場価値は750万ユーロまで落ちた。白いチームとプレシーズンを過ごすことになるが、彼は自分の居場所がないことを分かっている。彼はEU圏外の選手で、その枠はヴィニシウス、ミリトン、ロドリゴと議論の余地ない3選手で埋まっているのだから。レンタル先が探されることになるが、しかし良い(完全移籍の)オファーが届けば、マドリードは考えることになるだろう。タケの未来は揺れている」
関連記事
● モドリッチ、レアル・マドリードと1シーズン契約延長へ…36歳でもいまだ第一線で活躍
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。