試合概要
前節ノリッジ・シティに1-0と勝利し、残留争いで一歩抜け出したブライトン&ホーヴ・アルビオンが、圧倒的な強さでプレミアリーグ初制覇を飾ったリヴァプールを迎える一戦。戦力差はあれど、前回対戦では1点差の好ゲームとなっているだけに(2-1でリヴァプールが勝利)、今回の対戦でも白熱した試合展開が予想される。
ブライトン(1部15位 | 勝ち点36 | 8勝12分け13敗 | 35得点44失点)
年明け以降は9試合連続で勝利から見放され(6分け3敗)、一気に残留争いへ巻き込まれたブライトン。しかし、中断明けはアーセナルに勝利(2-1)するなど2勝1分け1敗と復調気味。コロナ禍による3カ月の中断は、ブライトンにとってはプラスに働いている。
中断明けの結果によってポイントを積み上げ、勝ち点は36に。降格圏の18位アストン・ヴィラとの差は「9」となり、残留ラインとされる勝ち点40までも残り「4」ポイント。目標であった3季連続残留は目前だ。もちろん強豪リヴァプール戦では3ポイントが一番だが、最低でも1ポイント獲得できれば十分だろう。
強豪との一戦に向けて、欠場濃厚な選手はホセ・イスキエルドのみ。チームにポゼッションフットボールを持ち込んだグレアム・ポッター監督は、自身の望むチームを送り込めるだろう。リヴァプール相手にも自分たちを信じ、勇敢に戦うことが求められる。
注目選手:アーロン・コノリー
今季守備はまずまず機能しているものの、得点力不足に苦しんでいるブライトン。そんなチームの不安を解消するとファンの大きな期待を受けているのが、今季トップリーグデビューを飾った下部組織出身コノリーだ。第8節トッテナム戦(3-0)で2ゴールを奪うなど驚きを与えたが、それ以降は得点なし。強豪との一戦できっかけを掴みたいところだ。
予想スタメン(4-4-2)
GK:ライアン
DF:ランプティ、ダフィ、ダンク、バーン
MF:ムーイ、プロパー、ビスマ、トロサール
FW:モペイ、コノリー
リヴァプール(1部1位 | 勝ち点89 | 29勝2分け2敗 | 72得点25失点)
今季圧倒的な強さで駆け抜け、プレミアリーグ最速優勝を飾ったリヴァプール。優勝決定後の宿敵マンチェスター・シティ戦は0-4と完敗を喫したが、続くアストン・ヴィラ戦では選手を休ませながら2-0で勝利を取り戻している。
すでに目標としていたリーグ優勝を達成し、チャンピオンズリーグやFAカップでは敗退済み。今季のモチベーションは、2017-18シーズンにマン・Cが達成した記録の更新となる。最多勝ち点(100)、最多勝利(32)、2位との最大勝ち点差(19)など、新記録更新は迫っている。
ユルゲン・クロップ監督は、極端にメンバーを落とすことを否定している。この試合では、アンドリュー・ロバートソンやジェームズ・ミルナーらがコンディションに不安を抱えていたとされているが、問題なく出場できるようだ。また、前節ベンチスタートとなっていたジョーダン・ヘンダーソンやロベルト・フィルミーノもスタメン復帰の可能性がある。そして、前節ベンチで試合を見守った南野拓実の出場にも期待だ。
注目選手:南野拓実
アストン・ヴィラ戦ではフィルミーノに休みが与えられたものの、起用されたのはディボック・オリギ。90分をベンチで見守った南野は、悔しい思いをしただろう。クロップ監督は大幅にメンバーを入れ替えることは否定しているが、それでも過密日程の中でフル稼働が続くモハメド・サラーやサディオ・マネに休みを与える可能性は十分ある。スタメンかベンチスタートかはわからないが、残り5試合でチャンスは必ず来るだろう。来季へ繋がるアピールを見せたいところだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:アリソン
DF:トレント、ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミーノ、マネ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年7月9日(木)日本時間4:15
- 解説:粕谷秀樹 実況:永田実
- 会場:アメックス・スタジアム
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