試合の概要
4冠を目指すリヴァプール。第35節では、好調ニューカッスルと敵地で激突する。
ニューカッスル（順位：9位 勝点43 ｜ 11勝10分け13敗 ｜ 40得点55失点）
新オーナー決定にエディ・ハウ監督の招聘、1月の積極補強で劇的に状況が変化したニューカッスル。シーズン前半戦は残留争いに巻き込まれていたが、ハウ監督の下で11勝4分け7敗と復調し、気づけばトップハーフまで順位を上げている。
4連勝で迎える強豪との一戦では、引き続き長期離脱中のキーラン・トリッピアーやカラム・ウィルソンを欠くことが予想されるが、前節途中交代のジョエリントンは間に合う見込み。直近の好調を支えるメンバーでビッグマッチに挑むことができそうだ。
4連勝と好調で、なおかつホームでの一戦となるニューカッスル。しかし相手はリヴァプールであり、主導権を握るのは困難が予想される。耐える時間が長くなるかもしれないが、相手の非常に高いDFライン裏のスペースを効果的に突いてカウンターの局面を作りたい。もしそれができなければ、耐えきるのは難しいかもしれない。
注目選手：ジョエリントン
ストライカーとしてはプレミアリーグで苦戦していたブラジル人FWだが、ハウ監督の下で覚醒。ウイングの他にも中盤起用などで存在感を発揮し、今や欠かせない存在となった。指揮官も「本当に多くの能力を兼ね備えているね。全員が彼を愛しているよ」と絶大な信頼を寄せている。前節2ゴールと結果も残す25歳は、リヴァプール戦で何を見せてくれるのだろうか。
予想スタメン(4-3-3)
GK：ドゥブラフカ
DF：クラフト、シェア、バーン、ターゲット
MF：シェルヴィー、ギマランイス、ジョエリントン
FW：アルミロン、ウッド、サン=マクシマン
リヴァプール（順位：2位 勝点79 ｜ 24勝7分け2敗 ｜ 85得点22失点）
すでにリーグ・カップを制し、FAカップでも決勝進出。さらにチャンピオンズリーグでもファイナルへ王手をかけたリヴァプール。プレミアリーグでは首位のマンチェスター・シティと異次元の優勝争いを繰り広げているが、1ポイント差で2位の状況。残り5試合は全勝が必須だろう。
そんな中で迎える好調ニューカッスル戦、過密日程ではあるものの、今やほぼ全選手がフィットしている状況だ。誰が出ても活躍できることは、前節のエヴァートン戦(2-0)でも証明済み。ローテーションを採用しても全くクオリティは落ちないことから、ユルゲン・クロップ監督は豊富な選択肢の中からベストコンディションの選手を起用できるだろう。
主導権を握る時間が長くなるであろうニューカッスル戦。ボックス付近まで侵入してからの攻撃パターンは世界屈指であり、リーグ最多85得点の攻撃陣が90分間沈黙することはそうないだろう（最後にノーゴールに終わったのは第20節レスター戦）。それゆえ、警戒すべきはトランジションの局面。類を見ないハイラインの裏は警戒が必要だ。特にサン=マクシマンに走らせないこと、そしてボックス内まで飛び出してくる中盤の選手にも仕事をさせないことが重要となる。
注目選手：サディオ・マネ
今年に入ってからはNo.9のポジションでの起用が増加すると、直近リーグ戦9試合で6ゴール2アシストと絶好調。これまで見せてきたドリブルやチャンスメイクに一瞬のスキを突いた飛び出しの他、チームメイトのロベルト・フィルミーノのような中盤へのサポートなど、ここへ来て選手としてさらなる成長を見せている。ニューカッスル戦でも最前線でチームを牽引することが期待される。
予想スタメン(4-3-3)
GK：アリソン
DF：アレクサンダー=アーノルド、マティップ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF：ナビ・ケイタ、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ
FW：サラー、マネ、ジョタ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年4月20日（土）日本時間20:30
- 解説：水沼貴史 実況：倉敷保雄
- 会場：セント・ジェームズ・パーク
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