試合の概要
首位のマンチェスター・シティと4位のチェルシーが現地時間8日（日本時間9日1:30）にエティハド・スタジアムで対戦する。
マンチェスター・シティ（1位 勝点80 ｜ 25勝5分け4敗 ｜ 71得点24失点）
前節にクリスタルパレスと対戦したマンチェスター・シティは、0-0で折り返した後半にセルヒオ・アグエロとフェラン・トーレスがゴールを記録し、2-0で勝利。2季ぶり5度目のプレミアリーグ制覇に王手をかけた。
さらに、火曜日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）準決勝セカンドレグではホームにパリ・サンジェルマン（PSG）を迎え、リヤド・マフレズの2ゴールで2-0と完勝。2戦合計4-1で、クラブ史上初のCL決勝に到達した。
この試合に勝てば優勝を決められるマン・Cだが、今回の一戦はCL決勝の前哨戦にもなる。より余裕のあるジョゼップ・グアルディオラ監督はアイデアの全てを見せる必要はなく、PSG戦から複数選手をローテーションするだろう。
そのため、ジョアン・カンセロ、バンジャマン・メンディ、ロドリ、フェラン・トーレスらPSG戦で出場機会がなかった選手や、再び純粋なセンターフォワードを配する可能性も十分。CL決勝を見据えた上で、選手コンディションも考慮しつつ試合に臨むはずだ。
注目選手：ラヒーム・スターリング
近年のチームを牽引してきたスターリングだが、今季リーグ戦では昨季の20ゴールの半分も満たない9ゴールにとどまっている。フィル・フォーデンやリヤド・マフレズの好調もあり、PSG戦でも先発落ちの憂き目に遭った。是が非でも決勝の舞台には立ちたいはずで、このビッグマッチで好パフォーマンスを見せてアピールしたい。
予想スタメン（4-2-3-1）
- GK：エデルソン
- DF：カンセロ、ルベン・ディアス、ラポルト、メンディ
- MF：ロドリ、ギュンドアン、デ・ブライネ
- FW：F・トーレス、アグエロ、スターリング
チェルシー（4位 勝点61 ｜ 17勝10分け7敗 ｜ 53得点31失点）
一方、前節にフラムと対戦したチェルシーは、カイ・ハヴェルツが2ゴールを挙げる活躍を見せて2-0で勝利。3位レスターとの差を2ポイントに詰めて、5位ウェストハムとの3ポイント差をキープしており、TOP4争いで一歩前に出ている。
さらに水曜日にはCL準決勝セカンドレグでレアル・マドリードをホームに迎えると、持ち前の粘り強い守備を活かしつつ、ティモ・ヴェルナーとメイソン・マウントの得点により、2-0と完勝。優勝した2011-12シーズン以来となるファイナルに進出した。
リーグ戦で余裕のある相手に対し、チェルシーはTOP4争いの真っただ中。トーマス・トゥヘル監督は選手の疲労を考慮しつつも、ベストメンバーに近い陣容で試合に臨むはずだ。先月のFAカップ準決勝ではマン・Cを下しており、ここも連勝して重要な勝ち点3を得るとともに、CL決勝に向けて弾みをつけたい。
注目選手：エンゴロ・カンテ
レアル・マドリードとの2試合ではいずれもマン・オブ・ザ・マッチ級のパフォーマンスを披露し、改めてその存在価値を示した。指揮官としては休ませたいところだろうが、マテオ・コヴァチッチが引き続き欠場見込みのここでも先発が濃厚。リーグ最高の攻撃力を誇る相手だけに、失点を最小限に抑えるためにはこの男の活躍が必要不可欠だ。
予想スタメン（3-4-3）
- GK：メンディ
- DF：ズマ、クリステンセン、リュディガー
- MF：R・ジェイムズ、ジョルジーニョ、カンテ、マルコス・アロンソ
- FW：マウント、ハヴェルツ、プリシッチ
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- 解説：戸田和幸 実況：野村明弘
- キックオフ：2021年5月9日（日）日本時間1:30
- 会場：エディハド・スタジアム
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