35歳のジルーは、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われたナポリとのビッグマッチで先発。49分、ゴール前でDFダヴィデ・カラブリアのミドルシュートをわずかに触って軌道を変え、ナポリのゴールをこじ開けた。
これが決勝点となり、ミランは優勝争いのライバルであるナポリとの首位攻防戦を制し、単独首位へと浮上した。フランス人FWは試合終了後、インタビューに応じると、敵地での重要な勝利を喜びつつ、約1カ月ぶりとなる自身のゴールを振り返った。
「相手はスクデット争いのライバルでもあり、非常に価値のある3ポイントになった。優勝争いを決定づけるものではないかもしれないが、ここナポリで勝利を収めたことは重要だと考える。非常に良い形で試合に入ることができた。エネルギッシュに決意をもってプレーし、自分たちのサッカーをすることができた。僕は常に、正しいタイミングで正しいポジションを取れるように努めている。重要なゴールを決めることができて非常にうれしく思っている」
セリエA第28節を終えて、ミランは60ポイントを獲得して単独首位。だが1試合消化の少ないインテルは58ポイントで2位、ミランに敗れたナポリは57ポイントで3位と、僅差での争いが続く。
「3ポイント以内の差で3チームが競っているが、ミランは試合ごとに成長を続けている。今からスクデットについて語るつもりはないが、獲得できることを願っている。僕らは野心的なチームであり、今シーズン、何かタイトルを獲得できたら素晴らしいだろう」
最後にジルーは、この日、約1カ月半ぶりに実戦復帰した40歳の同僚FWズラタン・イブラヒモヴィッチに言及。スウェーデン人スーパースターとのポジション争いについて問われると、「どちらがプレーするとか考えたくない。僕はここで、若手選手たちにとって兄のような存在でありたい。イブラとも素晴らしい関係を築いている」とコメントした。
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