ラ・リーガ第36節が現地時間7月11日～13日にかけて行われた。
第36節の総評
首位レアル・マドリードがついに優勝に王手をかけた。グラナダとのアウェーマッチに臨んだロス・ブランコスは開始10分、負傷離脱しているマルセロの代役として注目を集めたフェルラン・メンディのゴラッソで先制。急加速で3人を置き去りにしたフランス代表が、角度のないところから豪快にゴールネットを射抜いた。その6分後には、エースのカリム・ベンゼマによる技あり弾（立ちはだかる相手を抜き切る前に右足を一閃）が炸裂。幸先よく2点をリードした。
しかし、その後はグラナダの反撃に苦しむ場面が目立ち、50分にはベネズエラ代表FWダルウィン・マチスのゴールで1点差に詰め寄られる。これで勢いづいたホームチームに何度も冷や汗をかかされたが、タイムアップまでリードを維持。ジネディーヌ・ジダン監督は「後半はチームが一つになった」と選手たちを労った。きっちり勝点3をつかんだレアルは、3シーズンぶりとなるリーグ制覇まで「あと1勝」と迫った。次節黒星でも2位バルセロナが引き分け以下なら、優勝が決定する優位な状況だ。
そのバルサもバジャドリードに辛勝。ボールを圧倒的に支配したものの、シュート数は相手より2本少ない9本にとどまり、15分に生まれたアルトゥール・ビダルの先制点がそのまま決勝ゴールになった。
3位以下に目を向ければ、前後半ともに疲労の蓄積する時間帯にゴールを奪ったセビージャがマジョルカに勝利し、来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保。その権利を争奪していたビジャレアルはホームでレアル・ソシエダに痛恨の黒星を喫し、トップ4でフィニッシュする可能性が消滅した。
また、バレンシアを破ったレガネスがマジョルカをかわして18位に浮上。ただ、レガネス、マジョルカともに、残留には残り2試合で連勝するしかない厳しい状況だ。
第36節の結果
オサスナ 2-1 セルタ
【得点者】オ：E・ガジェゴ（23分）、アルナイス（90+2分） セ：ミナ（10分）
バジャドリード 0-1 バルセロナ
【得点者】ビダル（15分）
アトレティコ・マドリード 1-0 ベティス
【得点者】D・コスタ（74分）
エスパニョール 0-2 エイバル
【得点者】エスポシト（25分／PK、36分）
レバンテ 1-2 アスレティック・ビルバオ
【得点者】レ：バルディ（71分） ビ：R・ガルシア（4分、45+1分）
レガネス 1-0 バレンシア
【得点者】R・ペレス（18分／PK）
セビージャ 2-0 マジョルカ
【得点者】オカンポス（41分／PK）、エン=ネシリ（84分）
アラベス 0-0 ヘタフェ
【得点者】なし
ビジャレアル 1-2 レアル・ソシエダ
【得点者】ビ：カソルラ（84分） レ：W・ジョゼ（61分）、D・ジョレンテ（75分）
グラナダ 1-2 レアル・マドリード
【得点者】グ：マチス（50分） レ：メンディ（10分）、ベンゼマ（16分）
第37節の日程・対戦カード
| 開催日 | キックオフ （日本時間） | 試合 |
|---|---|---|
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | アスレティック・ビルバオ vsレガネス |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | バルセロナ vsオサスナ |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | ベティスvsアラベス |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | セルタvsレバンテ |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | エイバルvsバジャドリード |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | ヘタフェ vs アトレティコ・マドリード |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | マジョルカ vsグラナダ |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | レアル・マドリード vs ビジャレアル |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | レアル・ソシエダ vs セビージャ |
| 7／16（木） | 21:00 （翌4:00） | バレンシア vsエスパニョール |
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