試合の概要
チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を見据える4位のチェルシー(勝ち点63)と、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を狙うウォルヴァーハンプトン(勝ち点59)が激突する。
チェルシー(4位 勝点63 | 19勝6分12敗 | 67得点54失点)
リーグ再開後の7試合で5勝を記録するなど勝ち点を積み重ねてきたチェルシーは前節、王者リヴァプールと対戦。引き分け以上でCL出場権を確保できる状況で臨んだものの、43分までに立て続けに3失点を喫する。前半終盤にオリヴィエ・ジルーのゴールで点差を詰めたが、打ち合いとなった後半にはリヴァプールの攻撃力に屈し、3-5の敗戦。最終節での出場権獲得にかけることになった。
今回の一戦でも引き分け以上の結果を残すことが出場権獲得の条件に。敗れたとしても、同時刻キックオフのレスター対マンチェスター・ユナイテッドでレスターが敗戦すれば、4位キープでCL本戦への切符を手にすることが可能だ。負傷のエンゴロ・カンテの出場が引き続き微妙な中、リヴァプール戦から中3日のチームに対して相手は中5日と日程面でも不利だが、3シーズン連続のCL出場権を得ることができるか。
注目選手:オリヴィエ・ジルー
2試合連続ゴール中のフランス代表ストライカーに期待がかかる。今季序盤はタミー・エイブラハムの控えとなり、一時は移籍が濃厚ともみられていた。しかし、今年に入ってからはリーグ戦12試合で7ゴールをマーク。ゴールだけでなくポストワークでも多大な貢献を果たしており、欠かすことができない存在となっている。
予想スタメン(4-2-3-1)
ウォルヴァーハンプトン(6位 勝点59 | 15勝14分8敗 | 51得点38失点)
一方、最終節を前に6位と大健闘しているウォルヴァーハンプトンは、第33節からアーセナル、シェフィールド・ユナイテッドを相手に連敗を喫して心配されたが、直近の3試合では2勝1分けと復調。前節のクリスタルパレス戦は、ダニエル・ポデンセとジョニーのゴールにより、2-0で勝利した。
既にCL出場権獲得の可能性はついえているものの、今回の一戦で勝利すればEL出場権を獲得することが可能。引き分けや負けでも、クリスタルパレス戦に臨む7位のトッテナム(勝ち点58)が同様以下の結果に終われば、6位をキープすることが可能だ。ポルトガル人のヌーノ監督の下、ルーベン・ネベスやジョアン・モウティーニョ、ラウール・ヒメネスなど好メンバーを揃えて今季のプレミアリーグの台風の目となったチームは有終の美を飾ることができるだろうか。
注目選手:アダマ・トラオレ
ラガーマンのような筋骨隆々のウインガーは、今シーズンのリーグ戦でここまで36試合に出場。力強いドリブルで対面のDFを恐怖に陥れ、4ゴール9アシストという数字以上のインパクトを残してきた。直近の6試合ではゴールやアシストはないものの、フィジカルコンディション自体は悪くない。ここで真価を発揮し、チームをEL出場へと導きたい。
予想スタメン(3-4-3)
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年7月27日(月)日本時間0:00
- 解説:戸田和幸 実況:下田恒幸
- 会場:スタンフォード・ブリッジ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。