試合の概要
チェルシーとアストン・ヴィラが現地時間11日(日本時間12日1:30)にスタンフォード・ブリッジで激突する。
チェルシー(4位 勝点7 | 2勝1分け0敗 | 6得点1失点)
開幕2連勝を果たしたものの、前節のリヴァプール戦はドロー。それも前半に退場者が出てしまい、難しいパフォーマンスを強いられた。
出場停止のリース・ジェームズは欠場するため、代役にはカラム・ハドソン=オドイが浮上。その他、多くの代表選手がインターナショナル・ウィークでチームを離れていただけに、コンディションの面では万全とは言えないだろう。エンゴロ・カンテやロメル・ルカクといった主力も小さな負傷を抱えてロンドンへと戻ってきた。
一方で、中盤では新加入のMFサウール・ニゲスがデビューのチャンスをうかがう。トーマス・トゥヘル監督の幅のある戦術でより花開くタレントと目されており、どのような役割を任されるのかも含めて注目だ。
注目選手:ロメル・ルカク
1億ユーロ超えの移籍金で7年ぶりにチェルシーに帰還したルカク。まだ新生ブルーズでは2試合を戦ったに過ぎないが、すでにチームも“ルカク仕様”に変わってきている。中盤以下の選手はまずルカクを見てボールを預け、前線へと駆け上がっていく。そしてルカクはシンプルにポストプレーを行ったかと思えば、ターンして自ら仕掛けるなど、プレーの幅の広さも見せつけている。リヴァプールではフィルジル・ファン・ダイクと息を呑むようなマッチアップも披露しており、プレミアリーグの魅力そのものを引き上げている。セリエAでさらにスケールを大きくしたストライカーのパフォーマンスは一見の価値アリだ。
予想スタメン(3-4-3)
- GK:メンディ
- DF:アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー
- MF:ハドソン=オドイ、コヴァチッチ、カンテ、マルコス・アロンソ
- FW:マウント、ルカク、プリシッチ
アストン・ヴィラ(11位 勝点4 | 1勝1分け1敗 | 5得点4失点)
開幕3試合で勝点4。残留を目指す上でまずまずのスタートを切った。昨季までの絶対的な主力であるジャック・グリーリッシュを引き抜かれたことを考えれば、上々とも言える序盤戦かもしれない。
しかし、今節は2人のキープレーヤーが欠場予定。それがアルゼンチン代表として戦ったGKエミリアーノ・マルティネスとMFエミリアーノ・ブエンディアだ。ともに南米予選へ招集されていたため、隔離期間を経てからの合流となる。そのため、チェルシー戦では欠場が決まっている。
ともに開幕から3試合すべてに出場しており、後者に関しては今夏加入の新戦力。徐々に適応し始めていただけに痛い“離脱”となる。サイドから司令塔の働きもできるブエンディアを欠くだけに、ヴィラは並びの変更も予想されており、これまでチャンスのなかったオリー・ワトキンスやレオン・ベイリーといった選手にも注目が集まるところだ。
注目選手:ダニー・イングス
今夏の加入から3試合すべてでフル出場。しっかりと2ゴールを挙げ、新天地でも絶対的エースとしてまずまずのスタートを切った。チームのスタイルに関わらずゴールを量産できるストライカーであり、ディーン・スミス監督も全幅の信頼を寄せている。今節では布陣の変更が予想されており、これまでの1トップ(3トップ)から2トップに変更される可能性が指摘される。先発が予想されるオリー・ワトキンスとどのような化学反応を見せるか注目だ。
予想スタメン(3-4-3)
- GK:スティール
- DF:キャッシュ、コンサ、ミングス、ターゲット
- MF:エル・ガジ、D・ルイス、マッギン、アシュリー・ヤング
- FW:イングス、ワトキンス
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:清水範久 実況:下田恒幸
- キックオフ:2021年9月12日(日)日本時間1:30
- 会場:スタンフォード・ブリッジ
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