まさに水を得た魚だ。マンチェスター・ユナイテッドで燻ぶっていたMFジェシー・リンガードが、冬のウェストハム移籍を機に8試合で6ゴールと爆発している。現在のプレミアリーグで「最も旬な男」と表現してもおかしくない充実ぶりだ。
現地5日のプレミアリーグ第30節、ウォルヴァーハンプトン戦でも28歳の勢いは継続。開始早々の6分に先制点を決めただけでなく、両チーム最長の12.7kmを走り抜くなどハードワークを続け、文字通り勝利（3－2）の立役者となった。
センセーショナルな活躍を続けているが、リンガード本人に驕った様子は一切見られない。ウルヴズ戦後、クラブ公式サイトが謙虚なアタッカーの声を紹介している。
「僕は過去2年間、あまりプレーしていなかった。毎週毎週プレーし、いまのフォームを維持できているのは素晴らしいよ。でも、チームが僕をとてつもなく助けてくれたんだ」
自分の活躍はチームのおかげ。そう殊勝に語るリンガードがプレミアリーグ4位に浮上し、欧州カップ戦出場への夢を膨らませているハマーズを引き続き牽引していきそうだ。
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