新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされていたチャンピオンズリーグがついに再開。現地時間8月15日、準々決勝の1試合が行われた。準決勝は現地時間18日から開催予定。
準々決勝(現地8月15日開催)総評
戦前の予想では圧倒的不利と見られていたリヨンが、悲願の優勝を目指すマンチェスター・シティ相手にアップセットを演じた。
試合は24分、自陣からのロングパスにカール・トコ・エカンビが抜け出す。ボールは後ろにこぼれたが、相手GKの位置を見たマクスウェル・コルネが遠い位置からゴール左隅に蹴りこんだ。VARレビューも行われたがオフサイドはなく、リヨンが先制点を手にする。
リードされたマン・シティは、ケヴィン・デ・ブライネを中心に決定機を作るも、組織化されかつ体を張るリヨンDF陣に苦戦。それでも後半は主導権を握ると、69分にラヒーム・スターリングがボックス内で切り返してパスを送り、走りこんできたデ・ブライネがダイレクトでネットを揺らす。試合は振出しに戻った。
しかし79分、リヨンが速攻から勝ち越しに成功。中盤でボールをカットすると、ウサム・アワールのパスにムサ・デンベレが反応し、GKとの一対一を冷静に制した。ここでもVARチェックが入ったが、デンベレのファールはなく、ゴールは認められた。
なんとか追いつきたいマン・シティは、ボックス内で相手をするするとかわしたガブリエウ・ジェズスがクロスを送る。フリーのスターリングは押し込むだけだったが、枠の上に飛ばしてしまった。するとその直後、リヨンが速攻。アワールのシュートをGKエデルソンはキャッチしきれず、こぼれ球をデンベレが押し込んだ。決定的な3点目を奪い、試合は3-1でリヨンに軍配が上がった。試合直後、番狂わせを演じた選手たちは喜びを爆発させている。
なおこの結果、今季のCL4強はフランス勢、ドイツ勢それぞれ2チームに。イングランド&スペイン勢が不在となったのは、1995-96シーズン以来24年ぶりの出来事になっている。
準々決勝(現地8月15日開催)結果
マンチェスター・シティ 1-3 リヨン
【得点者】マ:デ・ブライネ(69分) リ:コルネ(24分)、デンベレ(79分、87分)
準決勝の日程・対戦カード
- 日程:8月18日~19日 21:00(日本時間 翌4:00)
- 会場:(A)エシュタディウ・ド・スポルト(エスタディオ・ダ・ルス)、(B)エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ
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