名古屋の快進撃が止まらない。
2007年以来となる開幕4連勝を達成し、1試合消化が多い川崎フロターレに次ぐ2位をキープ。直近3試合連続で“ウノゼロ”勝利を飾るなど持ち前の堅守をベースとした戦いぶりで、クラブ新記録となる5連勝も目前と迫っている。
就任3年目のシーズンを迎えているマッシモ・フィッカデンティ監督は、チームの成長ぶりをこう言及している。
「色んなやり方を毎試合探しながら各試合に向けてトレーニングの段階から準備する。そういうやり方がチームとして求められていることだと練習から意識してやっていくことで、試合の時には自分たちのやり方にすごく強い自信が持てている」。
試合への準備を重んじる指揮官の下で、試合に向けた準備段階で相手と明確な差をつけてきた。そのことがクラブタイ記録の4連勝を成し遂げた要因にも繋がっている。
またもう1つのチームの成長としてピッチ上で見せる“柔軟性”についても言及している。
「準備してきたことを相手が受け切れなければ押し切れるし、相手が受け切れれば、違う手、違う手とチームとして何か動こうとした時に一体となって動けるようになってきた。その意識の力強さが大きな成長だと思う」。
開幕からの4試合を振り返ると、ボランチから最終ラインにかけた守備陣はスタメンを固定する傾向が強いが、1.5列目の中盤より前線の組み合わせは、試合のたびに微調整し、4連勝を達成してきた。ただその点について指揮官は、まだ伸び代があると考えているようだ。
「攻撃陣の各選手の特徴がだんだんと出てきた。それぞれ素晴らしいクオリティーを違った形で持っている。それをどういう形で組み合わせていくか、引き出しあっていくかという部分はもっと求めていきたい」。
17日19時からホームで横浜FCと対戦する名古屋。クラブ新記録となる開幕5連勝を達成し、その快進撃は続くのか。あくまで記録よりも一戦必勝を掲げる指揮官の手腕に注目が集まる。
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