【プレビュー】ベルギー＆ドイツに突破決定の可能性。新体制のオランダは4連勝なるか | W杯欧州予選

2022年カタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選では、日本時間12日から13日にかけて第8節が各地で開催。ここでは、日本時間12日に開催される試合の見どころを紹介する。

第8節注目試合（10月12日開催分）

エストニア vs ウェールズ（グループE）

勝ち点16のベルギーが頭一つ抜け出しているグループE。第7節では、チェコとウェールズの2位争い直接対決が行われ、2-2のドローで終了した。

勝ち点8でチェコと並ぶウェールズは今節、アウェーでエストニアと対戦する。6試合消化のチェコに対して、ウェールズは5試合消化とアドバンテージがある状況。とはいえ、既にベルギーと2試合対戦しているチェコに対し、ウェールズは最終節にベルギー戦を残している。そのため、このエストニア戦で確実に勝ち点3を奪取したい。なお、この試合でウェールズが勝ち点を落とせば、首位ベルギーのカタールＷ杯出場が自動的に決定する。

オランダ vs ジブラルタル（グループG）

オランダは8日に行われた第7節、ラトビアを相手に1-0で勝利した。これでルイス・ファン・ハール体制3連勝とし、勝ち点16でグループ首位をキープ。また、2位ノルウェーと3位トルコが直接対決で引き分けた。そのためオランダは、勝ち点で並んでいた2位ノルウェーに2ポイント差をつけることに成功している。

そのオランダは今節、勝ち点0で最下位と苦しむジブラルタルとの勝利必須の一戦を迎える。ラトビア戦では勝利したものの決定力を欠く形で、ダヴィ・クラーセンの1ゴールのみにとどまった。格下相手のホーム戦、11月の代表シリーズ最終盤に向けて勢いをつかせる快勝劇としたいところだ。

クロアチア vs スロバキア（グループH）

グループＨでは勝ち点16で首位に立つクロアチアと、勝ち点9で4位のスロバキアが相まみえる。クロアチアが前節、敵地でのキプロス戦を3-0で快勝した一方、スロバキアはロシアに0-1で惜敗した。

ロシアと勝ち点で並んでいるクロアチアとしては気の抜けない戦いが続いているが、崖っぷちのスロバキアも相当なモチベーションで今回の試合に臨むはずだ。クロアチアとしては、ルカ・モドリッチ、マルセロ・ブロゾヴィッチ、マテオ・コヴァチッチというクオリティと経験を備えた中盤選手を軸に試合巧者ぶりを発揮し、ホームでしっかりと勝ち点3を掴みたい。

北マケドニア vs ドイツ（グループJ）

グループＪでは、勝ち点18で首位のドイツが、勝ち点12で2位につける北マケドニアとのアウェー戦を迎える。ドイツはルーマニアと対戦した前節、9分に先制点を許してハンジ・フリック体制4戦目で初失点。それでも、後半にセルジュ・ニャブリとトーマス・ミュラーがゴールをマークし、逆転勝利を収めた。

フリック体制で4連勝中のドイツは今節にも予選突破の可能性。今回の北マケドニア戦で勝利した上で、3位のアルメニアが敵地でのルーマニア戦で引き分け以下に終わると、カタールへの切符を掴むことが可能に。直近3戦4発と波に乗るニャブリの4試合連続弾なるかにも注目だ。

第8節（10月12日開催）※日本時間

【グループE】

3:45 エストニア vs ウェールズ
3:45 ベラルーシ vs チェコ

【グループG】

3:45 オランダ vs ジブラルタル
3:45 ノルウェー vs モンテネグロ
3:45 ラトビア vs トルコ

【グループH】

1:00 キプロス vs マルタ
3:45 クロアチア vs スロバキア
3:45 スロベニア vs ロシア

【グループJ】

3:45 北マケドニア vs ドイツ
3:45 ルーマニア vs アルメニア
3:45 アイスランド vs リヒテンシュタイン