アトレティコ・マドリーは、選手やトップチームスタッフの給与を一時的に70%カットすることを発表した。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け、ほぼすべてのリーグ戦が中断となったサッカー界。各クラブは放映権収入やマッチデー収入を失うことになり、大きな経済的ダメージを受けている。
この状況に、クラブは財政的な施策を迫られることに。バイエルン・ミュンヘンやドルトムントらブンデスリーガのクラブは、スタッフの雇用を守るためにいち早く選手・監督の一時的な給与カットを発表。またバルセロナやユヴェントスなども、同様の措置を取っている。
そして、アトレティコも一時的なペイカットを発表。公式ウェブサイトで以下のような声明を出した。
「Covid-19で健康が脅かされた結果、スペインでも非常事態宣言が出された。活動が停止したため、クラブの財政を守るための施策を講じなければならない。クラブの将来を守るため、ERTE(スペインのレイオフ)を活用する決断を下した。ファーストチームとBチームに所属するコーチ、選手の非常事態期間中のサラリーが70%削減される」
「当初からクラブの目的は、従業員への影響を最小限に抑えることだった。今回ファーストチームとの合意により、ERTEの影響を受けた430人の給与を補填することが可能となる。ファーストチームのメンバーが必要相当額の半分を、CEOや各部門のディレクターを含めたクラブ管理部門のメンバーが残りの半分を補填することになる」
クラブは男子ファーストチーム、女子ファーストチーム、Bチームの選手とスタッフが70%の給与カットに合意したとしている。
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