21日、サッカー女子日本代表『なでしこジャパン』は、AFC女子アジアカップインド2022のグループステージ初戦でミャンマー女子代表と対戦した。
同大会は2023 FIFA女子ワールドカップの予選を兼ねており、開催地枠であるオーストラリアを除いた上位5チームが本大会出場権を獲得する。また、それに次ぐ2チームは大陸間プレーオフに進出する。大会3連覇を狙う日本は、ミャンマー、ベトナム、韓国と同じグループCとなっている。
この試合では新型コロナウイルス感染によりエースFWの岩渕真奈が不在に。前線では田中美南と植木理子がペアを組み、最終ラインには主将の熊谷紗希や清水梨紗が名を連ねた。
試合が動いたのは22分。右サイドから長谷川唯が正確な右足クロスをあげると、植木が頭で合わせて日本に先制点が生まれる。日本はその後も主導権を握り、42分には長谷川のシュートがバーを叩くなど惜しいチャンスを作り出すが、前半を1-0で折り返す。
後半開始から間もない47分、長谷川が追加点をあげる。宮澤ひなたからの縦パスを植木がダイレクトでそらすと、抜け出した長谷川が冷静にフィニッシュ。さらに53分には、猶本光がバーを揺らす直接FKを叩き込むと、70分には途中交代で入ったばかりの成宮唯がカウンターから4点目。そして試合終了間際には、長谷川がこの日自身2得点目となる5点目をあげ、終わってみれば5-0と大差での勝利となった。また植木、猶本、成宮はこれで代表初得点を達成している。
日本が38本のシュートを浴びせる一方でミャンマーのシュートはゼロと、日本が終始ミャンマーを圧倒。DAZNで解説を務めた海堀あゆみ氏も「前半は数字に現れない部分もあったが、後半はほとんどハーフコートゲームだった」と試合を振り返った。
チームを指揮する池田太監督は「しっかり初戦で勝点を取れたことを嬉しく思う。暑さの中選手たちがしっかりハードワークをしてくれた」とチームを称賛。次の試合に向けては「もう少しチャンスをスコアにつなげることができた。次の試合に向けて、コンディションを整えてベトナム戦に向かいたい」と連勝への意気込みを見せた。
初戦を大勝で飾った日本は、次戦24日(月)23時にベトナム女子代表と対戦する。
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