3月10日、延期となったG大阪対大分を除く明治安田J1リーグ第3節9試合が開催された。
J1第3節は、全カードで勝敗が決した。
FC東京とヴィッセル神戸の一戦は、神戸が劇的な勝利を飾った。試合開始から攻勢を強めた神戸は、初先発のFWドウグラスが2得点。ただFC東京もFWディエゴ・オリヴェイラ、FW永井謙佑の投入を機にペースを引き寄せると、その二人の得点で同点として意地を見せる。ただ85分、MF郷家友太が放ったミドルシュートのこぼれ球を自ら押し込み、神戸が再び勝ち越しに成功し、開幕戦以来となる今季2勝目を飾った。
ロティーナが凱旋したセレッソ大阪と清水エスパルスの一戦は、C大阪が逆転勝利で連敗を止めた。清水が試合序盤にC大阪のパスミスを突いてMF中山克広の2試合連続得点で先制するが、C大阪が前半飲水タイム直前にCKからDF西尾隆矢のJ1初得点で振り出しに戻す。その後膠着状態が続いたが、C大阪が84分に見事なボレーを決めた清武弘嗣の得点で逆転し、連敗ストップに成功した。
その他試合では、サガン鳥栖が2試合連続弾を決めたFW山下敬大の得点を皮切りに、合計5得点のゴールラッシュでベガルタ仙台に大勝。J1で初となる開幕3連勝を達成している。また川崎フロンターレは、FWレアンドロ・ダミアンの2ゴールで徳島ヴォルティスを下し、開幕4連勝。後を追う名古屋グランパスも柏レイソルにウノゼロ勝利と連勝を伸ばしている。
また浦和レッズ、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島が今季初白星。浦和は、FW杉本健勇、MF阿部勇樹の得点で横浜FCに勝利。FWマルコス・ジュニオールが初得点を挙げた横浜FMは、合計3得点でアビスパ福岡の追撃を許さなかった。MF荒木遼太郎が2得点の活躍を見せた鹿島は、湘南ベルマーレを下し、サンフレッチェ広島も試合序盤の2得点を守り切って、今季初勝利を飾っている。
■3月10日開催 結果
・J1第3節
福岡 1-3 横浜FM
柏 0-1 名古屋
FC東京 2-3 神戸
浦和 2-0 横浜FC
鹿島 3-1 湘南
川崎F 2-0 徳島
C大阪 2-1 清水
広島 2-1 札幌
鳥栖 5-0 仙台
G大阪 試合中止 大分
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