7日、ヴィッセル神戸は、FW武藤嘉紀が完全移籍で加入すると発表した。
FC東京のアカデミーで育った武藤はFC東京U－18から慶応大学に進むも、慶応大学在学時に特別指定選手としてJリーグデビューを達成。2014年には大学卒業を待たず、FC東京とプロ契約を結んだ。
そこからの活躍は目覚ましく、プロ1年目に新人最多記録となる13ゴールをマークし、史上3人目のJリーグベストイレブンを受賞。日本代表にも選ばれる充実のシーズンを過ごした。翌年にも2ケタゴールを記録すると、その夏にはドイツ1部のマインツに移籍。海外挑戦を選んだ。
その後、2018年のロシアワールドカップを戦い、2018-19シーズンからプレミアムリーグのニューカッスル・ユナイテッドFCに移籍。さらなるステップアップを目指した。しかし、思うような結果を残せず、2020-21シーズンはスペイン1部のエイバルFCに期限付き移籍。ただ、ここでもチームは2部降格を余儀なくされ、チームを退団すると、所属元のニューカッスルとも双方合意のもと契約解除となっていた。
6年ぶりのJリーグ復帰となる武藤はこの移籍に関し、「この度、ヴィッセル神戸に加入することになりました武藤嘉紀です。チームの皆様から大きな熱意を持ってお誘いいただき、また自分自身もチームのヴィジョンに強く共感したため、今回の移籍を決断致しました」とコメント。「1日も早くチームに溶け込み、神戸のサポーターの皆様には自分ができる最高のプレーをご覧いただき、一緒に勝利を分かち合いたいと思っております。また、今までサッカーを通して知り合えたチームメイトやスタッフ、今回の移籍にお力添えいただきました方々、そしてこれまで支えてくださった全ての皆様への感謝を忘れずに精進してまいります」と活躍を誓うとともに感謝の気持ちを述べた。
9日から再開を迎えるJ1リーグで注目を集めることは必至。8月26日の第27節ではホーム・ノエビアスタジアム神戸で古巣・FC東京との一戦を控えている。
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