プレミアリーグ9位と低迷するトッテナムの新監督に就任したアントニオ・コンテが現地2日、さっそく最初のチームトレーニングに臨んだ。もっとも、英国の労働許可証をまだ取得していないため、この日は“観察”止まり。選手たちに直接、技術・戦術的な指導は行わなかったという。
就任発表から中一日の4日にはフィテッセ戦（ヨーロッパカンファレンスリーグ第4節）が控えており、労働許可証の問題が不安視されているが、英紙『イヴニング・スタンダード』などによるとベンチ入りの目途が立っているようだ。ただ、前日会見には主将のウーゴ・ロリス、ファビオ・パラティチFDが臨む可能性があり、公の場でコンテの肉声が聞けるのはもう少し先になるかもしれない。
労働許可証の取得が間に合わなかった場合の初陣は、7日のプレミアリーグ第11節エヴァートン戦（アウェー）が濃厚。そのエヴァートンは目下リーグ戦で3連敗を喫しており、一部ではラファエル・ベニテス監督への風当たりが強まっている。かつてチェルシーを率いていたコンテのプレミア“再デビュー”戦が、スペイン人指揮官の命運を左右する試合になってもおかしくない。いずれにせよ、要注目のカードだ。
新生トッテナムにとって幸いなのは、エヴァートン戦から次の試合までのスパンが大きいことか。国際Aマッチウィークを挟むため、コンテは21日に控えるリーズ戦までトレーニングに時間を割くことができる。主力の大半が代表チームに招集される見通しだが、その中でどうチームを掌握し、自身の戦術を植え付けていくか。イタリアが誇る名将のリスタートから目が離せない。
配信情報
プレミアリーグ第11節
エヴァートン対トッテナム
- 配信： DAZN
- 配信開始：11月7日（日）23時
- 解説：ベン・メイブリー 実況：安井成行
- 会場：グディソン・パーク
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