バルセロナはボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランドの獲得に全力を挙げる考えだ。スペイン『マルカ』が報じている。
敗退したチャンピオンズリーグでは6試合2得点、現在8位につけるラ・リーガでは16試合25得点と、深刻な得点力不足に陥るバルセロナ。『マルカ』曰く、ジョアン・ラポルタ会長はこの問題を解消するために、この冬、また来夏の移籍市場でストライカーの獲得を目指しており、候補の中でもとりわけハーランドに執着しているという。
ラポルタ会長は今年3月に会長選挙に勝利したときから、スポーツ面はもちろんのこと、マーケティングなど財政面でもハーランドが重要な存在になると考えていたようだ。先には同会長が、ゴールデンボーイ授賞式でトリノを訪れた際にハーランドの代理人ミノ・ライオラ氏と話し合ったことが報じられたが、両者は継続的にコンタクトを取り続けてきた模様。その主要な目的はハーランドの移籍だが、アヤックスDFノゼア・マズラウィなど、バルセロナが興味を持ち得る違う選手も話題に挙がっている可能性もあるとのことだ。
そしてハーランド獲得費用だが、『マルカ』はそれが7000万ユーロ以下にはならないことを指摘しつつ、ラポルタ会長が現在、あまりに高額なライオラ氏の手数料の引き下げを目指していると報道。加えてバルセロナ側はライオラ氏を通じて、同選手に対して「カンプ・ノウの主役」「リーダー」「ラ・リーガで輝ける」ことを約束しているようだ。
果たして、深刻な財政難に陥っているバルセロナは、この冬か来夏にハーランドを本当に獲得できるのだろうか。『マルカ』は「ラポルタがあきらめることはない。彼は決意を固めている」との言葉で同記事を締めている。
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