試合の概要
インターナショナル・ウィークが明け、熱い戦いが再開するプレミアリーグ。優勝候補の一角リヴァプールは、敵地で新監督を迎えたワトフォードと激突する。
ワトフォード(順位:15位 勝点7 | 2勝1分け4敗 | 7得点10失点)
昨季チャンピオンシップ(2部)で2位に入り、1シーズンでの昇格を果たしたワトフォード。プレミアリーグの舞台でも2勝を挙げていたが、インターナショナル・ウィーク前最後の試合でリーズに敗れた(0-1)ことで、オーナーのポッツォ・ファミリー“お家芸”である指揮官解任を決断。昇格に導いたシスコ・ムニョス前監督を早々に解任している。
そして迎えたのは、昨季サンプドリアを退任して以降、フリーとなっていたラニエリ監督。2000年代前半にはチェルシーを指揮し、2015-16シーズンの“ミラクル・レスター”を率いた名将を招聘している。指揮官はいきなりの強豪との対戦となるが「大丈夫、準備はできているよ!」と意気込みを語っている。
新指揮官就任から間もないため、強豪との対戦で大幅な戦術・選手変更は難しいと予想される。やはり自陣でブロックを形成しつつ、手数をかけないカウンターで一気にゴールを狙うことになるだろう。できるだけ長く無失点の時間を続けて相手を苛立たせ、イスマイラ・サールらアタッカー陣に前を向かすチャンスを作りたい。
注目選手:イスマイラ・サール
昨季チャンピオンシップで13ゴール10アシストの大活躍を見せたセネガル代表FWは、戻ってきたプレミアリーグの舞台でも躍動。ここまで全試合にフル出場し、4ゴールを挙げる活躍を見せている。強靭な体とスピード、足元の柔らかさを駆使したドリブルで1対2の状況でも突破できるウインガーは、チャンスが少ないことが予想されるワトフォード攻撃陣の鍵を握る。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:フォスター
DF:キコ、トロースト=エコング、シエラルタ、ローズ
MF:クツカ、シソコ、サール、トゥファン、デニス
FW:ジョアン・ペドロ
リヴァプール(順位:2位 勝点15 | 4勝3分け0敗 | 17得点6失点)
インターナショナル・ウィーク前にはマンチェスター・シティと死闘(2-2)を繰り広げ、世界トップグループを走り続ける存在だと改めて見せつけたリヴァプール。ここまでプレミアリーグ唯一の無敗チームであり、チェルシー(1-1)ら優勝を争うライバルとの試合でも勝ち点を着実に獲得してきた。序盤戦の出来には、ユルゲン・クロップ監督も満足しているだろう。
しかし、インターナショナル・ウィーク明けの一戦に不安要素も。ブラジル代表に招集中のアリソンとファビーニョだが、ワトフォード戦の36時間前にウルグアイ代表と対戦。週末の試合は欠場が濃厚だ。チアゴも間に合わず、さらにディオゴ・ジョタも負傷を抱えてポルトガル代表から帰還。指揮官は「問題ない」と語っているが、翌週にチャンピオンズリーグを控える中で無理をさせることはないだろう。
そんな中でも、トレント・アレクサンダー=アーノルドが負傷離脱から復帰したことは朗報だ。ベストメンバーとはいかないが、選手層は世界屈指。ワトフォード戦でも主導権を握って戦うことが予想される。サールらのカウンターに警戒しつつ、長い時間敵陣でプレーを続けたい。
注目選手:南野拓実
先日の日本代表として出場したオーストラリア代表戦では、アシストを含む大きな存在感を放った南野拓実。しかしリヴァプールでは、カップ戦で2ゴールの活躍を見せながらもリーグ戦では出番がない状況が続いている。そんな中で迎えるワトフォード戦だが、ジョタのコンディションに不安が残る中で、彼にとっては大きなチャンスとなりそうだ。一部現地サポーターの中で南野の起用を求める声も挙がっているが、出場機会を掴んで自身の存在をアピールしたい。
予想スタメン(4-3-3)
GK:ケレハー
DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ケイタ、ヘンダーソン、C・ジョーンズ
FW:サラー、フィルミーノ、マネ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- 解説:ベン・メイブリー 実況:河村太朗
- キックオフ:2021年10月16日(土)日本時間20:30
- 会場:ヴィカレージ・ロード
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