試合の概要
今季未だ1敗のみと好調のビジャレアルが、未だ勝利のないバジャドリードをホームに迎える一戦。対照的な両チームがエスタディオ・デ・ラ・セラミカで相まみえる。
ビジャレアル (5位 勝点12 | 3勝3分1敗 | 8得点8失点)
チームの大幅刷新を行い迎えた2020-21シーズン、7試合で敗れたのはバルセロナのみ(0-4)と好調のビジャレアル。しかし、前節は昇格組カディス相手にポゼッション率76%を記録したものの、最後までゴールを奪えず。結果自体は悪くないものの、7試合で8得点8失点は早急に改善が必要な状況だ。
過密日程が続く中、中盤でタクトを振るうダニエル・パレホが引き続き欠場見込み。それでも、直近4試合を欠場していたジェラール・モレノが復帰する可能性がある。今季3ゴールを奪う攻撃の中心選手が復帰となれば、エメリ監督は前線に複数のオプションを持って今回の一戦に臨むことができるだろう。
丁寧なビルドアップとポゼッション、積極的なハイプレスを好む指揮官の下で挑戦を続けるビジャレアルだが、シーズン序盤ということもあり不安定なシーンも散見。新体制のシーズン序盤ということは考慮すべきであろうが、目標に掲げるチャンピオンズリーグ出場権獲得のためにはレアル・マドリードやバルセロナといた強豪が足踏みする中で少しでも勝ち点を稼ぎたいところ。苦しんでいるバジャドリード相手にはボールを握る時間が長くなることが予想されるが、確実にゴールを奪って3ポイントを手にしたい一戦だ。
注目選手: 久保建英
開幕直後は途中起用が続いていたものの、直近公式戦3試合は先発出場。初先発となったヨーロッパリーグ・スィヴァススポル戦では1ゴール2アシストと圧巻のプレーを見せた。その後2試合は輝く瞬間はあったものの、結果には絡めず。エメリ監督は「19歳ながらすでに選手として成熟している。しかし、彼はもうすべてを求めてしまっている」と、姿勢を評価しつつも一歩ずつの成長と結果を求めた。エースの復帰が予想されるこの一戦であるが、冷静な頭をもってチーム戦術と自身のプレーに集中したいところだ。
予想スタメン(4-3-3)
GK:アセンホ
DF:ガスパール、アルビオル、P・トーレス、ペドラサ
MF:トリゲロス、イボーラ、コクラン
FW:久保、アルカセル、M・ゴメス
バジャドリード (20位 勝点3 | 0勝3分4敗 | 5得点11失点)
昨季は13位とまずまずの成績を収め、3季連続ラ・リーガ1部の舞台で戦うバジャドリード。しかし、今季は残留を争うであろうライバル相手にも軒並み勝ち点を落とし、未だ勝利なし。現在最下位と、なんとか浮上のきっかけを掴みたい状況だ。
だが、この試合ではナチョが出場停止に。またセイディー・ヤンコやハビ・サンチェス、キコ・オリバスも欠場する可能性が伝えられるなど、ディフェンスラインに離脱者が続出。セルヒオ・ゴンサレス監督は苦しいやりくりを強いられそうだ。今季は守備面では比較的安定していただけに、大きな痛手となる。
ボールも持てるチームではあるものの、ビジャレアル戦では耐える時間が続くことが予想される。豪華な攻撃陣を誇るビジャレアル相手に急造のDFラインでしのぎ切り、シンプルな速攻で活路を見出したい。
注目選手:セルジ・グアルディオラ
昨季は8ゴールでチーム内得点王だったグアルディオラだが、今季はここまで7試合で1ゴール。苦戦の続くチームと共に、結果を残せない日々が続いている。初勝利を掴みたいバジャドリードにとって、ビジャレアル戦は見方を変えれば浮上のチャンス。そして、そんなビッグマッチでこそエースの存在が重要だ。チームに今季初勝利をもたらすことができるだろうか。
予想スタメン(4-4-2)
GK:ロベルト
DF:L・ペレス、ホアキン、ジャワド・ヤミーク、R・ガルシア
MF:オレジャーナ、K.ペレス、アルカラス、トニ
FW:ヴァイスマン、S・グアルディオラ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年11月3日(火)日本時間5:00
- 解説:川勝良一 実況:桑原学
- 会場:エスタディオ・デ・ラ・セラミカ
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