サンフレッチェ広島対名古屋グランパスの見どころ
広島は今季2度目の連勝をかけて今節に挑む。
前節・北海道コンサドーレ札幌戦は効率よく得点を重ね、勝点3をつかんだ。前半早々にCKからDF佐々木翔がこぼれ球を押し込み先制すると、試合終了間際にはFWドウグラス・ヴィエイラがPKを決め、2－0で勝利した。
アウェイで勝ち切った勢いのまま、このホームゲームに臨むたいところだが、今季の広島の課題は連勝できないことにある。今季唯一の連勝は開幕から8試合負けなしで過ごした内の第5節・清水エスパルス戦（1〇0）と第6節・大分トリニータ戦（3〇1）。それが3月のことなので半年以上、連勝から遠ざかっていることとなる。
好調であったFWドウグラス・ヴィエイラの負傷離脱は痛手だが、FWジュニオール・サントスを筆頭に代役候補はいる。さらに、1日にはDF塩谷司の復帰が発表されるなど、明るい話題もある。10月はこの一戦しかホームゲームはないだけに、多くのサポーターが駆け付ける前で勝利し、今季2度目の連勝をつかみたい。
名古屋は前節・大分トリニータ戦を1－0で制し、無失点試合のリーグ新記録を達成。『19』にその数字を伸ばした。いまの名古屋の強さ、堅さを見ていれば、残り7試合でさらに記録は伸びそうだ。
夏場に加入以降、CBのレギュラーとして目覚ましい活躍を見せていたDFキム・ミンテが前節の終盤に負傷退場したことは気がかりであるが、DF木本恭生が控えているだけに問題はなし。代えの利かない存在であるGKランゲラックとDF中谷進之介とともに堅守を築いてくれるだろう。
し烈の3位争いを見ても負けが許されない中、今節は4位のヴィッセル神戸と5位の浦和レッズが直接対決を迎える。ライバルがつぶし合っているときに勝点3をしっかりと積み上げ、勝点差を広げたい。そして来週以降に控える大一番、JリーグYBCルヴァンカップ準決勝とAFCチャンピオンズリーグ準々決勝に弾みをつけたい。
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